忍者じゃなくても取得できます

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「伊東に行くならハトヤ 電話は4126(よい風呂)」など、サービスや業務内容をもじった電話番号でアピールしてくる企業は多い。
しかし、今やネットの時代でもある。それにしては様々なウェブサイトのドメイン、大概が「.com」とか「.jp」など決まりきったものばかりじゃないですか? ここをイジれさえすれば、一味違った印象をユーザーへ与えることができるのに!

というわけで、注目。株式会社インターリンクは、ドメイン名登録サービス「ゴンベエドメイン」において、2月19日より8種類の新ドメイン商標権者優先登録を現在、受け付けています。
では、どんな新ドメインなのかをご紹介しましょう。「.agency」「.bargains」「.boutique」「.cheap」「.immobilien」「.nagoya」「.ninja」「.zone」が、ラインナップされているみたいです。……っていうか、「.ninja」とか「.nagoya」ってのは何!? あまりにも、新機軸。個人的には、前者はショー・コスギさん、後者は加藤晴彦かアルペンにおススメしたいですね。

……とは言っても、忍者や名古屋人のみが取得を許されているわけじゃない。まず4月18日午前11時まで、「商標権者優先登録(サンライズ登録)」が受け付けられています。その後は「優先登録(ランドラッシュ登録)」(4/24〜5/1、一般登録に先駆けて申請・登録できる)の期間が設けられており、最後に「一般登録」(好きな文字列を早い者勝ちで登録できる)受け付けが控えているとのこと
ちなみに「.ninja」のサンライズ登録料金は2万2680円、「.nagoya」の方は3万5640円かかるそうです。

そんな同社、実は新ドメイン登録サービスを昨年末よりスタートしています。ではその中で、特に人気を博している新ドメインはどれでしたか?
「『.みんな』です。Googleが運営していること、初の日本語ドメインであることも話題として先行しましたが、特に大喜利のしやすさで大人気となりました」(株式会社インターリンク担当者)
確かに、ツイッターで妙な大喜利をよく見た!
「代表的な例としては、『こっち.みんな』が挙げられます」(担当者)
きっと、同じ趣味・嗜好を共有するコミュニティを表現するためのドメインだったと思う。例えば「ワンちゃん.みんな」とか「古着.みんな」とか「サイクリング.みんな」みたいな。しかし、結果として人気が集中しているのは「こっち.みんな」という排他的なもの。ネット上では「『こっち.みんな』は、どうしても欲しい」という書き込みまで見受けられる始末で……。
「ランドラッシュ期間中に『こっち.みんな』を申請した数は約1,000にも上り、『こっち.みんな』の使用権を決めるオークションが行われました」(担当者)
大喜利の回答が、争奪戦まで引き起こしましたか! 結果、「こっち.みんな」には40万円以上の値がついたらしいです。
「当社は、お客様になるべく多くの種類のドメインを提供したいと考えております。先日調査したところ、国内ではインターネットで申請できる新ドメインを当社が最も多く取り揃えております(4月9日現在)」(担当者)

最後に。同社、4月より「.moe」の販売も開始するらしいです。こちらは、まさに日本の文化をアピールするようなドメインじゃないですか。海外にも、“萌え”文化に夢中なユーザーは多いはず。
この新展開、世界が待望していたに違いない。
(寺西ジャジューカ)