ブログ仲間のShibakawaさんが、ある政治家のtwitterを教えてくれた。まさか、とは思うが一応紹介しておく。
Katayama

片山虎之助といえば、78歳になる衆議院議員。今は日本維新の会に所属しているが、自民党政権で郵政大臣、自治大臣、総務庁長官、総務大臣などを歴任した大物政治家だ。

この人が、ボールは変わったと言っているのだ。

「使うボールがまた変わったのではないかと尋ねたところ、確かに変わったとのこと」

誰に尋ねたのだろう。片山氏ほどの大物が「尋ねて」いるのだから、NPBか球団のしかるべき立場にある人ではないかと思うが、「確かに変わった」という返事をもらっている。

すでに「NPBの公式球はさらに飛ぶようになった」という噂は飛び交っている。

先週の「サンデーモーニング」では、張本勲が「球が飛ぶようになったんじゃないの?また。もう1回調べる必要はあるよ」と発言した。

もし、NPBがまた秘密裡にボールに細工を施し、飛びやすくしていたとすれば由々しき問題だ。

NPBは昨年の統一球の秘密裡の変更は、当時の下田邦夫事務局長が独断で行ったと説明していた。
もし、今回も同様のことをしていたとすれば、NPBが組織ぐるみで不正を行っていたことになる。まさか再雇用された下田邦夫氏(現参与)が再びやったというわけではないだろう。

実際のデータを見る

PLCL-2014

セリーグの成績だけを見れば、使用球を変えた疑惑が深まる。1試合当たりの本塁打(HR/G)は上昇し、平均打率も大きく上がっている。
しかし、パリーグの数値はむしろ昨年よりも下落している。
セリーグだけがボールを変えたのではない限り、統一球を変更した形跡は、データ上では見られない。

春先から巨人はロペスが本塁打を量産している。アンダーソンも打ちまくっている。また阪神のマートンも早くも4発。こうした外国人の“狂い咲き”と、阪神、ヤクルトの投手陣の低調ぶりがあいまって、この数字が出ただけだろう。

こうした声に対応してか、NPBは昨日、こういう情報を発信した。
ニッカンスポーツより

 プロ野球の実行委員会が7日、東京都内で開かれ、1軍公式戦で使用している統一球の反発係数の検査結果を今季から公表することを確認した。
 反発係数の検査は各球場から1ダースを無作為に抽出して、シーズン中に数回行われる。今季の1回目の検査は開幕直後に実施されており、近日中に公表される見込み。


ただ、今の統一球がずっと使用されるとは限らない。

こんな情報もある。

スポニチより

日本野球機構(NPB)の統一球選定に、大リーグの公認球である米ローリングス社が参入する方向であることが7日、分かった。NPBは来年初めにも、統一球の供給メーカーを決める「オープンコンペティション」を開催する方針。コンペは統一球が導入された11年以降初めての開催となり、ローリングス社は初参加となる。

統一球をめぐるミズノの対応に対してNPB側が不信感を持っているのかもしれない。

恐らく、今回の話は「ガセ」だと思う。
しかし、片山氏は「誰に尋ねたか」を公表すべきだろう。twitterとはいえ、オープンな情報発信である。
片山氏自身はプロ野球とは無関係だろうが、しかるべき立場の人間として、しっかりした対応をしてほしい。