ゲーム業界は浮き沈みが激しく、株価の動きも大きい。アナリストの間でも 評価が正反対になることも珍しくない。業界全体の大きな流れと 個別企業の動向を把握し、ゲーム株投資で大きなリターンを狙おう。

スマホの登場はゲームの主戦場を家庭のテレビ画面からスマホ画面に変えた。パズドラが大ヒットしたガンホーと、「位置ゲー」で成長が著しいコロプラ。 どちらも甲乙つけがたいが、あえて判定すると...。

ガンホー・オンラインエンターテイメント(JQ・3765 12月末決算)
株価:659円/100株
いくらで買える:6万5900円
PER:13.5倍
PBR:10.18倍
配当利回り:0.37%
過去最高値:2310万円
過去最安値:586円

孫泰蔵会長はソフトバンクの孫正義会長の実弟。リアルな描画と巧妙なストーリー性の高いゲームが特徴の『ラグナロクオンライン』で、オンラインゲーム市場を急拡大させた立役者として知られる。 『パズル&ドラゴンズ』の記録的ヒットで、昨年はバブル状態の株価形成が続いた。国内では『パズドラ』の沈静化が指摘されるものの、海外展開はこれから。新タイトルも次々と投入しており、開発力に優れた正統派 のゲーム会社である。

目標株価:1100円

コロプラ(JQ・3668 9月末決算)
株価:3015円/100株
いくらで買える:30万1500円
PER:35.7倍
PBR:45.43倍
配当利回り:―
過去最高値:4万1900円
過去最安値:1861円

スマートフォンの位置情報を利用した「位置ゲー(位置情報ゲーム)」は、若者層にすっかり浸透した。実店舗を持つ飲食店などとの提携で、位置情報の持つ価値を見せつけている。『魔法使いと黒猫のウィズ』が、派手な宣伝の効果もあって好調に推移している。ゲーム会社というより、GPS(全地球測位システム)情報を活用したビッグデータ会社と呼んだほうが正確かもしれない。創業者の馬場功淳社長はKLab出身で、ゲーム業界を知り尽くしている。

目標株価:6000円

判定:飲食店などゲームユーザー以外からの 収益獲得モデルを確立したコロプラの勝ち!




この記事は「WEBネットマネー2014年5月号」に掲載されたものです。