プラットフォームは会員数が勝負の数量戦。グリー、ディー・エヌ・エー、ミクシィの3社は、かつて株価の連動性が高かったが、今ではビジネスモデルの違いを反映してバラバラに動くようになった。

グリー(東1・3632 6月末決算)
株価:1147円/100株
いくらで買える:11万4700円
PER:15.1倍
PBR:2.55倍
配当利回り:1.22%
過去最高値:1万660円
過去最安値:676円

急成長で話題になった後、課金ゲームでバッ シングに遭った。希望退職の募集や広告部門の分離など荒療治を経て、第2の黄金期を目指しているところだ。2月には、「モンスターハンターロアオブカード」など有力新タイトルの連続投入が株式市場の話題となった。ガラケー向けゲームの減少が一段落してくれば、投資家の再評価により株価が上向いてくるとみられる。利益剰余金など資金的にはかなり余裕があるので、開発に専念してほしいところだ。

目標株価:1600円

ディー・エヌ・エー(東1・2432 3月末決算)
株価:2201円/100株
いくらで買える:22万100円
PER:10.5倍
PBR:2.69倍
配当利回り:1.68%
過去最高値:116万円
過去最安値:1392円

「モバゲー」といえばこの会社。グリーと並んで課金ゲームで叩かれたものの、プロ野球球団「横浜DeNAベイスターズ」を保有することが信用補完となった。2014年3月期は減収減益の会社見通しだが、新タイトルの投入を欠かさず行なってきたので、今年はスマホ向けゲームの伸長が予想される。 また、海外ゲーム事業は四半期ベースで 2014年度中の黒字化が見込まれ、業績の押し上げに貢献しそうだ。

目標株価:3000円

ミクシィ(東マ・2121 3月末決算)
株価:6390円/100株
いくらで買える:63万9000円
PER:―
PBR:6.78倍
配当利回り:―
過去最高値:325万円
過去最安値:1064円

SNSの先駆者として知名度は群を抜いている。大量の会員を抱えながら、収益化のノウ ハウに乏しいというアナリストの指摘も。新ビジネス発案が待たれる。期待されたゲーム課金の出足がやや重いが、スマホ向けアプリの利用者が伸びていること から、今後の奮闘に期待したい。2014年3月期の会社予想が赤字に転落したこともあり、2015年3月期の黒字転換と復配が期待されるが、今のところどちらに転ぶかわからない。

目標株価:7000円

判定:モンハンロアなど有名タイトルによる 正面突破を狙うグリーに軍配!




この記事は「WEBネットマネー2014年5月号」に掲載されたものです。