最終日耐え抜いたアン・ソンジュ、逆転で今季初優勝!(撮影:米山聡明)

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<ヤマハレディースオープン葛城 最終日◇6日◇葛城ゴルフ倶楽部山名コース(6,540ヤード・パー72)>
 葛城ゴルフ倶楽部山名コースで開催された国内女子ツアー「ヤマハレディースオープン葛城」の最終日。首位と1打差の2位タイから出たアン・ソンジュは1バーディ1ボギーのトータル5アンダーで、首位からスタートした吉田弓美子との我慢合戦を制し、今季初勝利を挙げた。

 この日も強風が吹き荒れる中、アンは首位の吉田と同じ組でのスタートとなった。アンと吉田は共に、これまでの3日間はビックスコアは無いものの着実にスコアを伸ばす“我慢のゴルフ”で、周りがスコアメイクに苦しむ中で順位を上げてきた。
 今日も序盤は共に我慢合戦が続く。スコアが動いたのは7番ショートホール。アンが放ったティショットはわずかにグリーンを捉えきれずカラーに落ちる。しかし、そこから58度を持って放った2打目が、なんとカップに直接入るチップインバーディ。そして9番ホールで吉田がパーパットを外しボギーとしたため、この時点でアンが単独首位に立ちフロントナインを終えた。
 後半も共にパーをセーブするゴルフとなったが、16番でアンがボギーを叩き再び吉田とスコアが並ぶ。そして17番。アンのティショットはピン横1メートルにつけるバーディチャンス。ところが、誰もがバーディと思ったパットはカップに蹴られてしまう。パーパットを入れたものの、吉田も3メートルのパーパットをきっちり決め、並んだまま最終ホールを迎えた。
 枯れ葉が舞い、つむじ風が吹き荒れる18番。吉田がパーパットを外し、決めれば優勝というアンのパーパットは、くしくも1つ前のホールではずした1メートルの距離。「すごくドキドキしたし怖かった。それでも、私が優勝する運命なら絶対入るなって思った。それよりも自分の好きなパターを打ちたかった」と気持ちを落ち着かせて打った球はしっかりカップイン。優勝を決める一打となった。
 「我慢すればチャンスが来るなって思っていたけど、吉田選手も我慢してたから吉田選手にもチャンスあるかもって。」と吉田との激闘を振り返る。安堵の表情の中には、激闘の爪あととも言うべき疲労の色も多く見受けられた。
 今季からクラブの契約メーカーを新しくし、新たなスポンサーもついた。しかし、ここまで思うような結果を出せず、悔しい思いをした。シーズン開始当初は新しいクラブにも不安がまとわりついた。それでも契約メーカーと共に試行錯誤を繰り返し「PRGRレディス」くらいからショットが安定し、不安が少しずつ解消できてきたという。そんな状況もあったからこそ喜びも一塩だ。
 それでも、こんなに早く優勝できると思っていなかったというアン。賞金女王に関しては、まだまだ残り試合がたくさんあるので頭にないと言う。それでも「去年の森田理香子さんと横峯さくらさんとの賞金女王争いのような激しい勝負の中に自分も入っていい勝負をしてみたい」と闘争心はメラメラ燃えている。今日のような勝負強さを発揮すれば、おのずと争いの輪に加わっていることだろう。
<ゴルフ情報ALBA.Net>

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