だれかのためのコーヒーを、もうひとつお願いします

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「ペンディングコーヒー」って聞いたことあるでしょうか。

こんなシステムです。

カフェに入ったら注文します。例えばこんな風に。「コーヒーひとつ、ください。そして、ペンディングコーヒーをひとつ。」

そして、コーヒー2つ分の料金を払って、1つのコーヒーを受け取ります。

しばらくすると、貧しい老人がカフェにやってきて「今日はペンディングコーヒーありますか?」と聞いて、1つのコーヒーを受け取ります。元々は、イタリアはナポリで100年も前に始まった習慣で、ホームレスとは限らず、失恋をした人、失業した人、不幸な日を送った人を励ますための習慣なのだそう。

一度は戦後の好景気のなか、すたれてしまいました。しかし、2008年にナポリのサッカーチーム、Napoli S.S.C.が、勝利ごとに所有カフェにて10杯分のペンディングコーヒーを購入することを発表。それが、様々な国で報道され、今ではヨーロッパのいくつかの国やアメリカでも導入しているカフェがあるのだそう。


大抵の国では、多くのホームレスが、お金を乞いながら座っている通りがあります。

でも、そんな人にお金を渡したがらない人もたくさんいます。昔「おつりでもらったちっちゃなコインぐらい入れてあげればいいじゃない」と言ってみたことがありました。そうすると、こんな答えが返ってきました。「お金をあげても、食べ物とかじゃなくて、悪いクスリとかに変わっちゃったりして、結局いい方向にいかないことが多いんだよ」と。

もしかしたら、そんな理由で、ホームレスにお金を渡すことを嫌う人はたくさんいるのかもしれません。

でもこの方法なら、きちんと飲み物や、食料を届けてあげることができます。

pending coffee、a caffe sospeso、suspended coffee、色々な呼び方がされています。ただ、日本にはまだないようです。

日本でもこんな習慣が根付くといいですね。

Suspended Coffee (Suspended Coffee official page)
Cafe Pendiente (Cafe Pendiente official page)