日経平均は3月31日まで4連騰しました。とりわけ、3月決算企業の配当権利落ち日の27日の動きは圧巻でした。

 配当権利落ちによる影響は104円程度です。米株軟調と、1ドル=101円台の円高が嫌気され、前場の日経平均は前日比168.47円安の1万4308.69円でした。しかし、後場に入ると怒涛の買いが入り、結局、前日比145.73円高の1万4622.89円で27日の取引を終えました。配当権利落ちに伴う下押し要因を考慮した上げ幅は250円程度になったのです。

新興市場も底入れした可能性が高い

 後場からの買いに関しては、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の配当所得分の再投資に絡んだ買いが入ったと観測されていました。ちなみに、これは額面上の買いニーズが1400億円以上と一部で試算されていたもようです。また、海外機関投資家の買いが入ったとも観測されていました。

 配当所得分の再投資とは、配当込みTOPIXで運用している投資家にとっては配当落ちは「意図しない運用資産の減少」です。それを埋めるべく、配当落ち分をTOPIX先物で買い増すのが配当の再投資です。

 それはともかく、27日の東証マザーズ指数の動きも非常に強いものでした。同指数は一時689.11ポイントと700ポイントを下回りました。これは昨年9月11日以来約6ヶ月ぶりのことだです。しかし、大引けにかけ切り返し、結局、前日比10.76ポイント高の731.13ポイントと、ほぼピン引けでした。これをもって、マザーズを含む新興市場の底入れ確度が高まりました。底入れなら、新興市場は個人投資家の関与率が東証1部に比べ高いので、相場の体感温度は今後上がっていくことでしょう。

 相場の体感温度が高いとは、デイトレーダー、スィングトレーダーなど肉食系個人に加え、中長期スタンスの草食系個人の市場参加率が高まる状況です。また、プロ、セミプロばかりの市場から、素人も積極的に参加する状況でもあります。これは成り上りたいあなたにとって絶好の投資チャンスです。ここでガッツリ稼がないで、いつ稼ぐのか?というくらい、すばらしい投資環境なのです。

 ところで、「配当落ち分を即埋めて戻すと、その後の相場が堅調になるというアノマリー」が知られています。アノマリーですから、どれほど当てになるかは分かりません。しかし、多くの買い方にとって、ポジティブな傾向なので、とりあえず、当たることを信じたいと思います(笑)

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