『笑っていいとも!』終了で騒がれる「タモロス」に違和感の声 視聴率低迷と裏腹な世間の反応
32年間続いたお昼のバラエティー番組『笑っていいとも!』が3月31日に最終回を迎えた。最終回の視聴率は16.3%(関東地区/以下同)。一夜明けて、番組終了への喪失感「タモロス」(タモリロス症候群)を訴える書き込みがインターネット上にあふれた。
番組終了を惜しむ声が圧倒的
・どうしても終わりを認められない。完全にタモロスです
・もうお昼にあのテーマソングが聞けないのか
・タモロス……おじいちゃんが亡くなったみたいで淋しい
ネット上には、「タモロス」を訴える声が続々と寄せられる一方で、少数ながらこの大騒ぎに違和感を唱える声もある。
特別な思い入れはない
・タモロス? それほどでもない
・タモロスか、仕事してると昼テレビとか見ないからな。
すぐに忘れるだろう
・タモロスなんて、たぶん2、3日で終わってしまうだろう。あれだけ大騒ぎした半沢だってすぐ話題に上らなくなったし。
・3か月もすれば、忘れてるんじゃないか
そもそも、それほどみんなが『いいとも』を観ていたのか?
・みんな、そんなにいいとも好きだった?
・いいともを普段見ていなかった人ほど「タモロス」って言ってる可能性が高い気がする。人気が落ちたから終わったんだよね
・「タモロス」って嘘臭い。みんなそんなに観てた?
・タモロスないなー。いいともなんて、ずっと見てなかったし。こんなに大騒ぎするなら、毎日観て視聴率維持してあげればよかったのに。
かつては平均視聴率20%超えもあったが、2011年には年間7.3%、2012年には6.5%と徐々に数字が減少していた『いいとも』。昨年10月の番組終了発表後も、祝日にあたる日は9%台を記録していたものの、月〜金は3〜6%を推移していた。番組終了の背景には、視聴率低迷があったとみられている。
タモリの番組はほかにもある
・タモリ倶楽部見ればいいんじゃない?
・タモロス? いやいや、ミュージックステーションもタモリ倶楽部もあるよ!
ずっと昔から当たり前のようにあった番組がなくなる寂しさがあるのは確か。しかし、「タモロス」と言っても、タモリが死んだわけではない。本来は「いいともロス」なのだから、「いいロス」または「ともロス」と言ったほうがいい、という声もある。ともあれ、これだけの人たちがタモロスを叫ぶのは、「いいとも=タモリ」の印象が強かったということなのだろう。
(文=編集部)
画像:Original Update by Mikael Miettinen