3月14日、神奈川県川崎市に「ウルトラマンにコテンパンにやられた怪獣たちが、憂さを晴らしたり、英気を養ったりしている居酒屋」というコンセプトのお店がオープンしました。その名もズバリ「怪獣酒場」。円谷プロダクション監修のもと、1年間の期間限定で「地球人に開放する」のだとか。

 昨年は円谷プロダクションの50周年を記念し、ウルトラマン関連書籍の出版が相次ぎましたが、今なお世代を超えて私たちを魅了してやまないウルトラマンの魅力とは一体どのようなものでしょうか?

 その魅力を知りたい方にお勧めしたいのが、本書『ウルトラマンの愛した日本』。著者はなんと、ウルトラマンタロウ。もちろんタロウが地球人の言葉を話せるはずもなく、「光の国の言語」で話した言葉を、小説家・和智正喜さんが日本語に翻訳したという形をとっています。ウルトラファンならずともニヤリとさせられる、なかなか心憎い演出ですね。

 本書では、ウルトラ6兄弟の末っ子・タロウが「兄さん」と敬愛するゾフィー、ウルトラマン、セブン、ジャック、エースから最新シリーズまで網羅。彼らが活躍した時代背景を解説し、ウルトラシリーズと共に発展を遂げた戦後日本の歴史を振り返ります。ちなみに、俗にウルトラ兄弟と言っても、ウルトラの父とウルトラの母の実子なのはウルトラマンタロウだけ。他の兄弟は「兄弟のように仲の良い、同じ星からきた仲間」なのだそうです。

 さて、冒頭に紹介した「怪獣酒場」の店長はなんとバルタン星人。シリーズをまたがって登場したあの宿敵です。営業時間中、バルタン星人店長のほか怪獣達は姿を現しませんが、その代わり、店内には怪獣グッズがぎっしり。200体以上のフィギュアが展示したカウンター席、エレキングなどがデザインされた4人がけテーブルなど、リアルタイムで観ていた世代はもちろん、若い世代でもワクワクするような内装となっています。気になる方は、一度訪れてみてはいかがでしょうか? 

【関連リンク】
「怪獣酒場」公式
http://www.kaiju-sakaba.com/



『ウルトラマンの愛した日本 (宝島社新書 422)』
 著者:ウルトラマン タロウ
 出版社:宝島社
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