『だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」』

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4月1日はエープリルフール。日本語では「四月馬鹿」という。この日ばかりはウソをついてもいいのだが、期待されているのは、みんながニヤリとするような楽しいウソだ。人を貶めたり、傷つけたりするものは願い下げだが、世の中には世間を欺くような大仕掛けのものから他愛ないホラ話、夫婦間のちょっとしたごまかしまで大小様々なウソがある。一生ウソをつかずに過ごすことができれば幸せだが、そうもいかない。ウソと上手に付き合う方法はないものか。

J-CASTニュースの新書籍サイト「BOOKウォッチ」(http://www.j-cast.com/mono/bookwatch/)でも特集記事を公開中。

ウソでも「君の料理は世界一」

『だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全」』

「だれでも1日200回はウソをつく!」といわれると、思わず、「えっ、ウッソー」といいたくなるが、読んでいくうちに、だんだん、本当に思えてくるから不思議だ。阪急コミュニケーションズの『だれでも1日200回はウソをつく! ウソのつき方・つかれ方 知らなきゃ損する「ウソ大全』(著・クラウディア・マイヤー、訳・畔上司、1890円)は、人間はウソをつく動物だということを前提に、ウソをつく理由やウソの効用、上手なウソ、下手なウソなど様々な事例とその見破り方まで詳述したものだ。

イソップ物語の「オオカミ少年」に代表されるように、ウソは悪いことだと子どものころから教えられてきた。だが、すべて本当のことをいったらどうなるか。「君の手作りの料理は世界一だよ」。たとえウソでも、こういってもらった方がうれしいに決まっている。

ちょっとしたしぐさで本音がのぞく

『心を上手に透視する方法』

昔から「目は口ほどに物をいう」という。なにもしゃべらなくても目を見れば心の内はわかるし、巧みな言葉遣いもウソと見破ることができる。サンマーク出版の『心を上手に透視する方法』(著・トルステン・ハーフェナー、訳・福原美穂子、1575円)は、目の動きだけでなく、ちょっとしたしぐさや言葉遣いから相手の本音を読み解く方法を紹介する1冊だ。

人間、考えていることや心で思っていることは、知らず知らずのうちに身体の動きや物の言い方に現れる。口元や手足、首の傾げ方・・・それらを見逃さない観察力を磨けば、相手の思考や感情を的確に解釈できる。恋人の心変わりや交渉相手の思惑が手に取るようにわかれば、日常生活もビジネスもうまくいくに違いない。

悪意の噂話が作り出す犯人像

『白ゆき姫殺人事件』

美人OLが殺された。犯人はどんな人物か。テレビや週刊誌が取り上げる。隣人、同僚、同級生、家族が次々に証言。噂が噂を呼び、ネットも炎上。絵にかいたような犯人像が出来上がる。だが、噂がウソに基づくものだったとしたら――。集英社の『白ゆき姫殺人事件』(著・湊かなえ、1470円)は、悪意に満ちた憶測や無責任な過熱報道の怖さを描き出す。第6回本屋大賞受賞で注目を浴びた著者によるミステリー長編だ。

執筆の動機について、著者は次のように語っている。自分のことで近所の人や知人が取材を受けたことがあった。「その時、皆さんが良いことばかり言ってくださったけど、これが殺人事件にかかわるようなことだったら、何を言われるだろうと怖くなりました」。現代ではだれが、いつ、増幅されたウソの被害者になるかわからない。井上真央主演で映画化され公開中だ。