29日放送されたTBS系『オールスター感謝祭'14』は以前より出演者やクイズの数が大幅に減少し、お馴染みだったビートたけしの乱入やぬるぬる相撲のコーナーも無く、自局の番組宣伝に時間を割く内容に様変わりした。中でもツイッターなどで話題になったのが、タレント・石田純一の娘であるすみれを重要な場面で多用していたことだ。

石田純一と前妻の女優・松原千明との間に誕生した、すみれ。7歳から高校卒業までハワイで暮らし、2011年20歳で本格的に芸能界デビューを果たした。175センチという長身と抜群のプロポーションと美貌で注目を集めたが、アメリカの名門カーネギーメロン大学に一二を争う好成績で合格した才女でもある。また長いハワイ生活で英語は堪能であるが、漢字が苦手だということはすみれ本人も認めている。

29日の『オールスター感謝祭'14 豪華プレゼント大放出!視聴者に大感謝SP』(TBS系)は、番組改編期に生放送される特別番組だ。同番組の総合司会を第1回から務めている島崎和歌子は、『オールスター感謝祭』の顔ともいえる存在。視聴者はやっと、前男性司会者から交代した今田耕司と島崎との組み合わせに見慣れてきたところだろう。

だが今回、番組の企画“赤坂5丁目スプリントリレー”に島崎が参加するということで、女性司会の代理にすみれが指名された。ところが彼女の原稿の読み上げがしどろもどろで聞きづらく、完全に人選ミスだとツイッター上ではブーイングの嵐に。「島崎の代理をなぜ女子アナに任せなかったのか?」との声も多かったようだ。おまけに今田はすみれの日本語の間違いや聞き取りづらいところをフォローし、彼女のネイティブ発音を大げさに真似て笑いにするなど大忙しであった。その後も、明らかにすみれがトップに選ばれるような内容の4択のアンケートが問題として用意されたり、当番組の目玉である“赤坂5丁目ミニマラソン”にも彼女は出場した。

昨年11月下旬からTBSの長寿番組『チューボーですよ!』のアシスタントに起用されたすみれだが、自局の女子アナ以外の人選は6代目にして初という大抜擢。そして12月、TBSの人気番組『ぴったんこカン★カンスペシャル』『中居正広の金曜日のスマたちへ』で、同じ放送日ですみれの生い立ちやハワイでの生活を紹介するという前代未聞の出来事があった。このような流れもあって、“TBSすみれ推し”と視聴者が捉えたのも無理はない。

すみれは朗らかで気取ったところを感じさせず、才色兼備で素敵な女性であり、将来が有望視されているのもうなずける。だが番組に相応しいキャリアも積まずむやみに大役を任せては、すみれが視聴者から反感を持たれてしまうのではないだろうか。そして早くもネット上では、「秋の『オールスター感謝祭』から、島崎と交代させる布石ではないか」と囁かれ始めている。確かに今田が『オールスター感謝祭』男性司会者として定着してきたからこそ、今度は女性も―と番組制作側が画策していても不思議ではなさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 みやび)