27日にフィギュア世界選手権で行われた女子ショートプログラム(SP)で、浅田真央が世界歴代最高となる78.66点を獲得した演技について、ソチ五輪で金メダルを獲得したアデリナ・ソトニコワ(ロシア)が賛辞を送った。ソトニコワは今大会に出場していない。複数の韓国メディアが報じた。

 ソトニコワはロシア国営放送「チャンネル2」のインタビューで「浅田真央はすべての要素を完璧に、きれいに成し遂げた」と浅田の演技を絶賛した。また、トリプルアクセル(3回転半)については「男子のようだった」と、ジャンプの力強さを評価した。

 浅田は冒頭のトリプルアクセルを成功させると、続くジャンプも決め、安定した演技を披露した。これまでの女子SPの最高点は、キム・ヨナ(韓国)が2010年のバンクーバー五輪で出した78.50点で、浅田は0.16点上回った。

 ソトニコワは今シーズンは休み、来シーズンに向け準備する方針。31日にウラジオストクで行われるアイスショーには出場するという。(編集担当:新川悠)(写真は「CNSPHOTO」提供、2014年2月、ロシアで開催されたソチ冬季五輪)