写真提供:マイナビニュース

写真拡大

女優の優香が、29日に放送されたMBS・TBS系のトーク番組『サワコの朝』(毎週土曜7:30〜8:00)に出演し、芸能活動の転機を振り返った。

昨年は映画『体脂肪計タニタの社員食堂』、ドラマ『ハクバノ王子サマ 純愛適齢期』で主演を務め、今年に入り映画『黒執事』が公開されたほか、4月10日から上演される三谷幸喜作・演出の『酒と涙とジキルとハイド』で初舞台に挑戦するなど、女優として活躍の場を広げている優香。一昨年までは『グータンヌーボ』(フジテレビ系)、『王様のブランチ』(TBS系)などで司会業もこなしていたが、最近は女優業をメインに活動している。

生番組の『王様のブランチ』は初代司会の寺脇康文、2代目の谷原章介と共に、2003年から2012年まで9年間担当。優香は、「20代のほとんどをブランチで過ごしました(笑)」と笑顔を見せると、「難しかったです」と感想を述べた。その理由を「3分ぐらい前からすごく緊張するんですよ。それまではわりとヘラヘラしてたんですけど」と明かし、「いつも谷原さんとか寺脇さんとかに助けられて」と感謝。「向いてないですね(笑)」と司会業の難しさをにじませた。

一方、『グータンヌーボ』は前身番組から計8年間で司会。「恋愛の番組だから、恋愛の話するじゃないですか。そんなに面白いこともないですし」と思い返しながら、番組を通して「人から(話を)聞き出すということはすごく難しい」ということを痛感したのだという。優香はその両番組を、2012年3月という同じタイミングで卒業(『グータンヌーボ』は終了)。「番組に携われたのはすごくうれしかった」とした上で、「でも、これ以上私は何もできないなと。この番組で、どういう風に私を表現していったらいいんだろうと」と思い、活動の方向性を変えたのだという。

「今まで何にも考えてなかったんですよね」と語る優香。デビュー当初、グラビアアイドルとして広く名を知られるようになり、2000年頃からマルチタレントとして活動をはじめた。これまでの歩みを、「ただ、毎日毎日、いただいた仕事をこなしていました。忙しかったですし、暇もなかったです。ずっと十代から同じペースだったので」と回顧。そして31歳の時、「ここから10年同じペースでやっていったら私はボロボロになってしまうのでは」という不安がよぎった。

そして、「このままでいいのかなと思いました。事務所の方といろいろお話して、今やっていることですごく手一杯で、新しいことができない状態だと。何かを減らして、そこに新しいものを入れたいですということをお話して」と方向転換を決心した。仕事に追われ続けていた時は余裕がなく、自分のことを「嫌いでした」と思うほど。「コンプレックスばっかりで」と当時を振り返りながら、「(今では)自分のことを好きになりました」と晴れ晴れとした表情を見せていた。