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 3月26日、東京・後楽園ホールで行われたプロボクシングWBA世界スーパーフライ級王座決定戦は、同級2位の河野公平(33=ワタナベ)が、暫定王者で同級1位のデンカオセーン・カオウィチット(37=タイ)を8回50秒、KOで破り、11カ月ぶりに王座を奪還した。

 この試合を、WBA世界バンタム級王座を返上し、スーパーフライ級に階級を落とした亀田興毅(27=亀田)が視察。河野の王座奪取を見届けると、ワタナベジムの渡辺均会長にあいさつし握手。興毅は「ランキング的(現在同級4位)にも、次は俺やからね。勝つ自信? 地球がひっくり返っても、1000%負けることはない。向こうに俺とやる勇気があるかどうか」と挑発した。

 同王座は亀田家にとっては、因縁浅からぬものだ。3兄弟の次男・大毅(25=亀田)が11年12月7日、当時、同王座を保持していたテーパリット・ゴーキャットジム(タイ)に挑戦するも、判定負けでタイトル奪取はならず。

 さらに、13年12月3日、IBF世界スーパーフライ級王者となった大毅が、WBA同級王者のリボリオ・ソリス(ベネズエラ)と統一戦に臨んだものの、ソリスが前日計量に失敗し王座をはく奪された。試合はソリスが大毅に判定勝ちを収めて、またも同王座の奪取はならず。

 亀田家にとっては、手が届きそうで届かなかったのがWBA世界スーパーフライ級王座だ。今回の河野vsカオウィチット戦は、ソリスの王座はく奪を受けてのものだった。

 戦前、「タイトルを獲ったら、興毅とやりたい」とぶち上げていた河野だが、一夜明け会見では、「まずはJBCとの問題をクリアしないと」一転して慎重な姿勢に変わった。

 JBCから亀田ジムの会長、マネジャーのライセンス更新が停止され、所属選手の興毅らはライセンスが失効し、国内では活動停止状態。もし、やるなら国外しかないが、興行的に日本人同士の世界タイトル戦を海外でやるメリットがない。

 JBCと亀田ジムとの問題が解決へと向かわないと、実現困難な河野vs興毅。珍しく、興毅が日本人選手との対戦に興味を示しただけに、なんとか打開策がみつかってほしいものだが…。
(落合一郎)