上野公園で1000本の桜が開花☆夜桜も美しい「うえの桜まつり」

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江戸時代、三代将軍・徳川家光が奈良吉野山の桜を移植させて上野を桜の名所にした後、八代将軍吉宗が江戸に桜の名所をたくさん作って花見を奨励したことで、庶民にも花見の習慣が広まったとか。いわば上野の桜は、「日本人の花見」のルーツともいえるかも。

雪の多かった冬を越えて上野の桜も開花し、3月21日(祝・金)から4月13日(日)の予定で、上野恩賜公園内では「うえの桜まつり」を開催中。公園内にはソメイヨシノ、ヤマザクラなど約1000本の桜に花が咲き、今年も花見客を楽しませているけれど、17世紀の昔から300年以上も続いている光景は、まさに日本の春! 夜桜も許可されているので、17:30〜20:00の間は約1000個のぼんぼりが点灯して、桜を美しくライトアップ。

会場ではさまざまなイベントも実施されており、楽しみ方もいろいろ。まず、期間中は毎日、10:00〜20:00の予定で「青空骨董市」を実施。お花見ついでに、素敵なアンティークの掘り出し物に出会えるチャンスが。同じく、毎日行われる「上野公園チャリティ似顔絵会」は11:00〜17:00の予定。チャリティつながりでは、期間中の毎週土曜と日曜(3月22〜23日・3月29〜30日・4月5〜6日)に、13:00〜19:00の予定で「東日本大震災」復興応援チャリティ屋台BARを実施。花見酒を楽しみながら、復興支援もこの機会にぜひ!

また、3月28日(金)から4月13日(日)の期間は、清水観音堂前で「緑をふやそう」キャンペーンによる草花市を開催。桜以外の草花も楽しめそう。ピンポイントでは、3月30日(日)の12:00と14:00の2回、清水観音堂境内で、江戸情緒豊かな上野はやし保存会による祭囃子と寿獅子が。

花見とともに多彩なイベントも楽しめる「うえの桜まつり」。日本の春を見に行こう!