都内で“食品サンプル体験” が出来るスポットに行ってきた
イクメンが増えたとはいえ、まだまだ子育ての主流は母親という家庭が多いだろう。それでもわが子には「パパってすごい!」と言われたいのが男というもの。平日は無理だとしても週末に、子どもと奥さんからの好感度をアップできるスポットは無いものだろうか。

今回、そんな一石二鳥のおでかけスポットを求め、東京都内で食品サンプル作りを体験できる所へ行ってきました。本物の料理ではママには勝てないけれど、食品サンプル作りなら、子どもの頃に培ったプラモデル作りの腕が活かされるかも?そして食品サンプルを持っていれば、子どもは「ほんもの?にせもの?」と、興味津々で駆け寄ってくる。

北池袋の「大和サンプル製作所」では3年前から体験教室を開いていて、外国の方や親子連れ、カップルや友達同士などが訪れ、予約がすぐ埋まってしまう程盛況だ。

見るからに人が良い講師の伊藤さん曰く「何歳でも、言っていることが分かればOK!」とのことなので、子どもにも優しい体験教室だ。

まずはカレーライスを作ってみよう!

1:最初はライスから取りかかる。昔は全て蝋(ろう)で出来ていた食品サンプルも、40年程前から、陽にあたっても溶けないビニールも使われだしたそうだ。

お米はビニールで出来ていて、バラバラの状態。そこに、木工用ボンドを流しこんでかき混ぜる。全体的に行き渡ったら、お皿に盛りつけ。


2:福神漬も同様にビニール製。これをハサミで切り、木工用ボンドを絡めてお米の脇にON!


3:お肉、人参、じゃがいも、タマネギは蝋(ろう)で出来ている。ビニールに比べると固いが、お湯に入れて柔らかくする。そして、好きな大きさにハサミで切り、手で整形し、お米の上にON!


4:最後はルー。液状になっている蝋(ろう)を、カレーに見えるように、先ほど作ったお米や肉、野菜の上にそーっとかける。一番神経を使うところだ。

しかしこのままだと、リビングに放置され冷めきったカレーライスのよう。とても美味しそうには見えない。仕上げに伊藤さんがニスを塗ると、できたてホヤホヤのカレーライスが完成!


続けて天ぷらを作ってみよう!

1:天ぷらの具は、海老とカボチャ。海老はビニール製、カボチャは蝋(ろう)だ。これに、衣を付けて行く。


2:液状の蝋を少し水に沈むように、上から垂らす。具より少し大きめの衣ができたら、その上に具を置いて、手で衣を巻き付けていく。カボチャが終わったら海老も同様に。これで天ぷらは完成!


3:最後にレタス。テレビで観たことがある方もいるだろう、一番作るのに苦戦した。液状の白い蝋(ろう)を水の上に垂らし、おたまで薄く伸ばす。これがレタスの芯の部分になる。次に黄緑の蝋(ろう)で、同様にレタスの葉の部分を作る。


4:まだレタスには見えないが、水に潜らせ泳がせると、レタスらしい皺(シワ)が出来た!仕上げに手で整形。丸みを出すのが意外と難しかったので、伊藤さんに手伝っていただいた。これで天ぷらセットが完成!




最後にパフェ作りに挑戦!

ライフネット生命・猪瀬がパフェが好きな娘のために挑む。

1:まずは好きなトッピングとソースの色を選ぶ。



トッピングを前に真剣な表情の猪瀬。イチゴ、アイス、ハートチョコ、キウイ、バナナをチョイスし、ソースの色は、ライフネット生命のコーポレートカラーであるグリーンに決めた。


2:ゼラチン製のソースを、カップに入れてもらい、その上からシリコン製のクリームを注入する。講師の伊藤さんが颯爽とシリコンガンを取り出す。男の子が喜びそうなシーンだ。


土木工事のように見えるが、作っているのはパフェだ。