歩きスマホやスマホ依存の対策は子どもに学べ スマホの使いすぎ対策

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スマートフォンの使いすぎや依存が指摘される中、特に対策はしていないという方も多いのではだいろうか。

情報セキュリティーメーカーのデジタルアーツ株式会社の調査によると、実は、大人より子どものほうが、スマートフォンに依存せずに上手につきあっているようだ。

スマートフォン依存や使いすぎは、目の疲れ、肩こりや腱鞘炎、さらにはVDT症候群と呼ばれる健康の影響も引き起こす可能性が大きい。また、歩きながらの利用や、電車内での利用は事故や怪我、モラル面からも問題となっており、対策が必要とされている。

●子どもが行っている対策とは?
デジタルアーツ株式会社は、子どもがパソコンやスマートフォンで、安全にインターネット利用するために欠かせないフィルタリングソフト「i-フィルター」などを販売するメーカー。

デジタルアーツ株式会社は、年2回、スマートフォンや携帯端末の利用と利用意識に関する実態調査を行っている。小学4年生から高校生を対象とした2月の調査結果ではスマートフォンの利用率は60%を超えている。これは、調査を開始した2011年11月の結果と比較すると、約4.3倍の増加となる。一方、フィルタリングの利用率は30.9%と、調査開始時の4分の3まで下がるという、気になる結果も出ている。

ところで、今回の調査で興味深いのが、子どもたちが、スマートフォンの使いすぎに気をつけていることがわかる同調査の「携帯電話/スマートフォン使用時の注意事項」の項目だ。

子どもたちが気をつけている項目の上位5つは次のとおり。
・歩くときはいじらない……39%
・自転車を運転するときはいじらない……35%
・人と一緒にいるときはいじらないようにしている……29%
・毎日、一定の時間になったら、使わないようにしている……22%
・1日に利用する時間を決めている……17%

そのほかにも、「寝ながらいじらない(16%)」「集中したいとき、手動で電源をオフにしている(14%)」「集中したいとき、機内モードを活用して、通信できないようにしている(6%)」などの回答もある。

●大人も参考にしたい自分なりのルール作り
スマートフォンの使いすぎ対策に関しては、ほとんどの項目で同時に調査した親世代よりも高い数値となっている。この結果をみると、大人より子どものほうが、スマートフォンの使いすぎに気をつけていることがわかる。

特に最近の大人は、歩きスマホや自転車でのスマートフォン利用、会話中の利用など、日常生活でスマートフォンを常に使うスマートフォン依存が問題になっている。

子どものスマートフォンの使い方に学ぶことで、大人も上手なスマートフォンの使い方を身につけたところだ。
★子どもも実行しているスマートフォンの使いすぎ対策
・歩くとき/自転車を運転するときはいじらない
・人と一緒にいるときはいじらない
・寝ながらいじらない
・電源オフまたは機内モードにして集中する時間を作る

今日から自分なりの使い方のルールを作ってみては、いかがだろうか

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