新興国の通貨不安に続いて、4月の消費増税が日本株にとってのリスク要因とも言われているが、そうした中で今後の株価上昇が期待できる銘柄はどこにあるのか。投資情報サイト「東京IPO」編集長の西堀敬氏が、銘柄選びのポイントとともに注目銘柄を解説する。

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 新興国からの資金引き揚げ(ドル回帰)の動きから一時的に円高となり、それを要因に全体相場の下落も考えられるが、そこは外需関連銘柄の狙い時となるだろう。日銀の異次元金融緩和の継続で内需は堅調に推移しそうで、中でも住宅やマンション、建設などの関連銘柄に株価上昇の期待が膨らむ。

 小型株においては、全体相場の不調に伴い訳もなく売られたIPO(新規上場)間もない割安銘柄に見直し買いが入ると見ている。3月特有の期末の権利取り需要が発生する、人気の株主優待がある銘柄や高配当銘柄にも注目したい。

 そうした中で、私が注目している銘柄のひとつが、日本株を主軸とする独立系投資顧問、スパークス・グループ(ジャスダック・8739)だ。同社の業績回復ぶりは凄まじい。アベノミクスの株高を受けて、2014年3月期第3四半期業績は、営業利益が前年同期5億7900万円の赤字から16億2200万円の黒字へ、経常利益も同3億7400万円の赤字から19億5000万円の黒字へと大幅な増益となった。

 今後も、日銀の金融緩和は少なくともまだ2年は続きそうで、いわゆる過剰流動性相場も継続すると見ている。その中で、一番値動きが活発化するのは小型株。その小型株の運用が得意な同社は、自らの運用資産や成功報酬の増加が続いていくと予想される。

 日本の不動産やメガソーラー発電事業などを投資対象とする実物資産の運用も、投資家や市場関係者の信頼を得ることで資産残高を拡大し、同社の事業ポートフォリオの柱のひとつへと成長しつつある。現在1万4000円台の日経平均が将来的に1万8000円まで上昇した暁には、現在200円台前半の同社の株価が1000円を超えてもおかしくない。

※マネーポスト2014年春号