今、赤身肉を選ぶ人が増えている/写真は精肉店「中勢以」の熟成肉のステーキ100g(2340円〜)

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良質なタンパク質やミネラル、ビタミン類を多く含み、脂肪分も少ない赤身肉。なかでも、赤身肉を熟成させた「エイジングビーフ」に今、熱い視線が注がれている。

【写真を見る】“健康”という側面からレシピを作る「グルメドクタ ーイタリアン 銀座店」のプレミアムドライエイジングビー フのグリル

肉は高カロリーで脂肪分も多く、思いっきり食べられないという人も多いのでは? ダイエット中には敬遠されがちだ。しかし、肉には良質なタンパク質やビタミン類が多く含まれるだけでなく、人が体内で作り出すことのできない必須アミノ酸も豊富に含まれている。体の免疫力を高めたり、集中力を高めたり、貧血予防になったりと、その効果は計り知れない。

そんな中、いま注目を集めているのが赤身肉だ。脂肪分が少ないうえに高タンパク、高ミネラルと嬉しいキーワードが並ぶ。なかでも着目したいのが、赤身肉を数週間〜数か月間、じっくりと熟成させた「エイジングビーフ」。肉を熟成させることにより、タンパク質がうま味成分のアミノ酸に変化し、肉質も驚くほど柔らかくなる。固いイメージの強い赤身肉が柔らかい上質肉に変化するのだ。

日本の熟成肉の先駆けとして知られる精肉店「中勢以」会長・出浦氏はその魅力をこう語る。「熟成肉は特に赤身の美味しさが魅力。一番美味しく食べられる熟成された状態は、元々低カロリー&低脂肪でカラダにも優しい。一石二鳥という訳です」。

さらに、“健康”という側面からレシピを作る「グルメドクターイタリアン 銀座店」の鈴木シェフは、「熟成肉だけでも体に良いですが、野菜や全粒粉パスタなどと食べ合わせることでさらに相乗効果を生みます。何をどうやって食べるのかということも、とても大切」と教えてくれた。

皆さんも、話題の赤身肉を美味しく、ヘルシーに食事に取り入れてみてはいかが?【東京ウォーカー】