「健康にいい水道水の飲み方」がネットで話題。「タンク式のマンション、団地なら煮沸した方がいい」

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誰もが口にする「水道水」。最近では「水道水は一切ダメ! ミネラルウォーターしか飲まない!」という人もいるようですが、実際にまったく水道水を飲まずに生活するのはなかなか大変そう……。水道水は、そのまま飲む以外にも、浄水機を利用する、煮沸するなど、さまざまな飲み方があり、ネットでは「生水道水か沸騰した水道水かお茶か、どれが一番健康にいいの?」と話題になっていました。

その声を拾ってみると、「タンク式のマンション、団地等は煮沸した方がいい」、「じゃあ蒸留水ならいいのか?」、「汲み置きってどうなん?」など喧々諤々。水道水を沸騰することで、嫌なカルキ臭(塩素臭)を軽減できるんだとか。また、マンションなどでは、メンテナンスされていない貯水タンクだと、配管のサビなどで水が汚れていることもあるそうです。

一方で、「生水道水は都心から離れるほど良質へ昇華する」という指摘や、「北海道に住んでると水買うのが馬鹿らしくなってくる」などという道民からと思しきコメントもありました。

というのも、北海道は降雪量が多いために水資源が豊かな上、平成24年に環境省が行った公共用水域水質測定でも湖沼で1位、河川で1〜4位を独占するほど水の質が良好なのだとか。確かに、地域によっても水道水に違いはありそうです。

一般的に都会よりも田舎の水道水の方がおいしいイメージがあると思いますが、実際にそうとは言いきれない部分も。比較的、田舎は綺麗な河川が多いので水道水がおいしい地域もあるのですが、場所によっては家畜の排泄物や工場で使用された汚染水などの影響で都会以上に汚れている場合もあるんだとか。

突き詰めていけばいくほど、どの水道水が良いのか分からなくなってきますね。「結局細かいこと気にしたら飲めない」、「気にしないもの勝ち」という元も子もない意見まで飛び出す始末。先日閉幕したソチ五輪では、観光客や記者が現地ロシアの宿泊施設を利用した際、水道水が黄色く濁っていたり、危険なため水道水で顔を洗わないよう注意を促すホテルがあったことでも話題になっていました。その点、水道の蛇口から出てきた水をそのまま飲める日本は恵まれていますね。

(菓子太郎/サイドランチ)