[投信実践編]五輪を見据えて不動産関連に投資するファンド
五輪だけでなく、カジノ構想やアジア特区も材料

2020年の東京五輪開催が決定し、五輪自体の魅力はもちろん、日本経済の先行きを期待する人も多いことでしょう。そこで今回は、五輪特需ファンドを取り上げました。

「東京Wランナー2」は東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の経済活性化によって恩恵を受けると期待される株式・不動産投資信託証券等に投資するものです。償還は5年後となっていますが、基準価額が1万2000円以上となった時点で安定運用に切り替え、早期繰り上げ償還もあるようです。長期的な値上がりを期待することはできませんが、五輪を裏方として支える楽しみがあります。

さて三菱UFJモルガン・スタンレー証券景気循環研究所によると、東京五輪が2013〜2020年の日本経済に与える影響は、大会開催に伴う需要創出額12・2兆円、経済波及効果が29・3兆円、と東京都試算の約10倍。また、このエリアでは注目のプロジェクトがめじろ押し。

まず東京都心・臨海、新宿駅周辺、渋谷駅周辺、品川駅・田町駅周辺、羽田空港跡地は、「アジアヘッドクォーター特区」として2011年に国より指定を受けました。アジア地域の業務統括拠点や研究開発拠点のより一層の集積を目指し、新たな外国企業誘致を実施する予定です。さらにアベノミクス成長戦略の一環として、「国家戦略特区」創設準備も進められています。

ほかに昨年12月に提出された「IR推進法案」。カジノ中心の総合型リゾートを推進するための法案で、成立すれば五輪に合わせ、お台場や羽田周辺にカジノが開業されるかもしれません。

このように大きく変貌する可能性に満ちている東京だからこそ、期待できるのです。

【東京関連ファンド(円投資型)2014-02】

設定日:2014年2月25日
基準価額:―
購入時手数料:上限3.15%
決算日:毎年7月15日
販売会社:三菱UFJモルガン・スタンレー証券など

※購入時手数料は税込み。

【今月のテクニカル軍師】
浦野雅子(MASAKO URANO)
ザ・ヴィジョンクエスト

住宅購入、保険、貯蓄相談を得意とするファイナンシャルプランナー。愛知県を中心に、講師やラジオパーソナリティーも務める。



この記事は「WEBネットマネー2014年4月号」に掲載されたものです。