唐沢寿明が飛び降り&100人斬り「アクション、まだやれそうかも?」。

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俳優の唐沢寿明が主演を務め、2014年秋より公開される「イン・ザ・ヒーロー」(配給:東映)。過去40年余りの間、世界中の少年たちを夢中にさせてきた“ヒーロー”を生み出すキーパーソンである、“スーツアクター”の本当の姿を描いた本作のクライマックスシーンの撮影が行われ、唐沢自ら危険な飛び降りスタントと、“100人斬り”のアクションシーンに挑んだ。

スーツアクターの多くが抱く共通の夢は、堂々と顔を出して演じる“アクション俳優”に登り詰めることであり、アクション映画の主役を演じること。そんな夢を見ながら、日々アトラクションイベントにも精を出す彼らの夢の奮闘、そして奇跡を映画化する企画がこの「イン・ザ・ヒーロー」だ。本作には何よりもアクション映画やヒーロードラマを影で支え続けてきた多くの裏方や、俳優たちに対するオマージュがふんだんに含まれている。

唐沢が演じたのは、熱血漢でブルース・リーを崇拝する、本城渉(42歳)。「下落合ヒーローアクションクラブ」の社長兼スーツアクターであり、その道25年の大ベテランという役どころで、唐沢は本作の撮影に備え数か月におよぶ厳しいアクションの稽古を受けていた。

そしてこのたび公開されたのが、「福士蒼汰演じる新人俳優・一ノ瀬リョウ(21歳)のアクターとして、ハリウッド映画『ラスト・ブレイド』に参加するはずだったアクション俳優が、クライマックスシーンで大落下し炎にまみれて戦うという映画史に残る一大ノーカットの殺陣を『危険』との理由に降板してしまった」ことから、日本一のアクション俳優である本城に白羽の矢が立ち、その撮影に挑む映画のクライマックスシーンだ。

この日の撮影には100人の忍者を含め、キャスト・スタッフ総勢約170人が集結。スタジオに組まれた本能寺のセットから伸びる、高さ約8.5メートルのキャットウォークから唐沢が飛び降りる危険なスタントシーンと、飛び降り後、100人の忍者を斬るという続けざまの激しいアクションシーンで、スタッフ・キャスト共に万全の状態で撮影に臨んだ。

撮影を終えた唐沢は「正直言えば、疲れました。でも、今回のストーリーの“主役”であるスタントの方々が、実際の撮影でも活躍してくださり、とても楽しんでいるようでしたので、いい歳をしてまで、挑戦した甲斐があったかなと思います。共演者の皆さんもかっこいい画を残していたし、みんなが100%の力を出し切ったシーンになったのでは?と思います。また、松方弘樹さんとのシーンでは、“松方さんを斬る”という、もう今後二度と来ないであろう貴重な機会を頂き、本当にいい経験をさせていただきました。寺島さんも殺陣の経験が豊富な方なので、やはりお上手でしたね。見ごたえのある一騎打ちになったと思います」と感慨深げにコメント。

そして「武監督(武正晴監督)も喜んでいたので、良かったなと思います。きっと面白い映画になると信じています。そして、役者もスタッフもみんな、本当によく頑張ったと思います。僕自身にとって、本当にいい経験になりました。殺陣回りだったり、マット運動で転がったり、ジャンプしたり、トランポリンをやったり…そんな機会は、なかなかないですからね」と撮影を振り返った。

また、「昔アクションをやっていた頃のように身体が戻ってくるのかどうか、最初は怖いなと少し不安に思っていました。50歳になってから、こういう作品はもう難しいのかなと思ったこともありましたが…、始めて見たら、まだやれそうかも? と」とも語り、アクションへの自信が甦ってきたようだ。

最後に「この作品は本当に面白いと思いますし、一回観たら“口コミ地獄”間違いないです」とアピールして、撮影を締めくくった。