【お金】どう節約するべき? 「消費税8%」に負けないための賢い対処法

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お金の「そうなんだ!」「本当?」といったいろんなヒントをファイナンシャル・プランナーの筆者が紹介します。今回は「消費税8%に負けない節約術」。

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ほとんどのウレぴあ総研読者は消費税引き上げが初めてだと思いますが、気をつけないと毎月借金生活に!? 対策をお教えします。

■いよいよ消費税8%! 衝撃はけっこうデカいぞ

2014年4月1日から、消費税が8%に変わります。雑誌やテレビでも賢い買い物方法がたくさん紹介されていますが、ほとんどの読者は初めての消費税引き上げだと思います。

考えればそのはず、前回の消費税率引き上げ(3%が5%になった)は1997年の4月でした。2014年4月に新入社員となる人ならば、前回の消費税が上がったとき、まだ5歳くらいでしょう。ウレぴあ総研読者の世代のほとんどは学生時代に消費税引き上げをぼんやりと覚えている程度ではないでしょうか。

しかし、軽く考えていると今回の消費増税はあなたの家計を圧迫することになるでしょう。仮に手取りが16万円の会社員を仮定すると、15万2381円の買い物をして、5%相当の7619円消費税を払っていたことになります(実家暮らしで家賃ゼロ、貯金はしていないと仮定)。

ところが、消費税が8%になると、11852円消費税を払い、買い物できる自由な金額は14万8148円に減っていしまいます。同じ給料を使い切ったはずなのに、約4200円も買い物できる額が減ってしまうのです。

4200円といえばいろんなことができます。デート1回分、あるいは飲み会1回分、使い道はそれぞれですが、それなりにガマンしなければならない感覚です。なんとかうまい方法を考えて、消費税8%に負けない買い物をしたいところです。

■節約目標は給与の3%より少なくて大丈夫

とはいえ、「消費税が3%上がったのだから、給与の3%節約するのか」とおびえる必要はありません。消費税がかからない出費がいくつかあるからです。たとえば、

・所得税や住民税
・健康保険や年金保険料(社会保険料)
・賃貸なら家賃
・貯金している分

は消費税がかかる買い物にあたらないため、節約のカウントから除外できます。先ほどの例でいえば、所得税や住民税、社会保険料を引いた金額(銀行に振り込まれる手取り額)が16万円としていました(20万円くらいの給与の場合3万円以上引かれて実際の手取りになります)。

家賃も消費税がかからない例外的な出費です。先ほどの人が5万円のワンルームマンションを借りているならこれも消費税はかかりません。貯金ゼロとすれば、実際の消費税の影響は11万円分にしかかからないわけです。

同じ金額でやりくりをするのであれば、この「消費税がかかる分」の2.6%が消費税8%に合わせた節約目標ということになります(先ほどの4200円を手取りに占める割合で計算してみると3%より少なくなる)。例として紹介しているケースでは11万円の2.6%つまり2860円ということになりました。

皆さんも「自分の消費税がかかる自由な金額」を計算し、2.6%をかけ算してみてください。本当の節約目標が見えてくるはずです。

■どかんと大きく削るなら「ムダな固定費」をつぶす

3000円前後のコストカットというと、買い物や食事をガマンするイメージが浮かびますが、それより簡単にできる方法があります。それは「固定費」のカットです。

クレジットカードの明細と銀行の預金通帳の取引履歴を数カ月分チェックしてみましょう。「昔会員になったけど、もう一度もログインしていない会費」とか「最近割安のプランが出たが昔のままにしている携帯電話のプラン」などが2〜3件みつかればしめたもの。解約や変更手続きをすれば、あっという間に数千円のカットになります。

解約は手間もかかって面倒なので、サボりがちですが、積もり積もって何千円もムダなお金を払っていることがあります。消費増税分と同じ額の固定費を削ることができれば、消費税があがっても買い物を今までどおり楽しめることになります。いいチャンスですから、ムダなコストを徹底的に削ってみましょう。

■毎日コツコツ節約するなら毎日100円カットをがんばる

削れる固定出費がない(あるいは全額削れなくて節約ノルマが残っている)場合は、小さく毎日節約して消費増税分を乗り越えることになります。

まずは、1日100円ずつしっかり節約することを考えましょう。1日100円削れば毎月3000円ですから、十分消費増税に対抗できます。

買い物かごに入れた品をお会計前に1つ減らせば100円カットが可能だと思います。コンビニやスーパーで買い物するたび、「1日100円をケチる」ことを考えてみましょう。

コツコツ続けていると、買わなくても平気なものがあることに気づくと思います。当たり前だと思っていた買い物をムダづかいとして削ることができれば、消費税対策以上の価値があります。もしかするとお菓子を減らした効果でダイエットにもなるかもしれませんね。

■来年秋には消費税10%! 節約はまだ続く

今回は8%消費税対策のコラムですが、消費税の引き上げはここで終わりではありません。2015年10月には10%に引き上げが行われる予定ですし、10〜20年後にはまた一段階消費税率の引き上げが行われることでしょう。

節約は終わりのない戦いですが、あきらめてしまうと不足分を借金してごまかすことになります。そうなると消費税どころか返済利息のために節約をしなければならない最悪の状況に入ります。

消費税が上がったから借金、ということのないよう、がんばって節約してみてください。

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