1月から年間100万円までの投資額が非課税となるNISA(少額投資非課税制度)がスタートしたが、どんな株に投資すればよいのか。フィスコ・リサーチレポーターの三井智映子氏が、銘柄選びのポイントとともに注目銘柄を解説する。

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 NISAがスタートしたので、非課税の口座を活用して、自分の使い勝手がよくお得感のある株主優待がある銘柄を狙うのがいいだろう。ただし、権利取り買いで3月末に向けて高くなってしまう銘柄も少なくないので、権利落ち日以降に安くなったところで仕込む方法もある。

 NISA口座で狙って妙味がありそうな銘柄として、私が注目しているのが、セブン銀行(東証1部・8410)だ。足元の業績が想定以上に好調に推移していることが、まずは好材料。同社は、2014年3月期の第3四半期決算発表に併せて、通期業績予想を上方修正。経常利益を従来予想の346億円から357億円(前期は318億円)へと増額し、従来の2期連続での過去最高益予想にさらに上乗せした。

 セブン&アイ・ホールディングスのスーパー、コンビニなどグループ店舗内を中心に国内最多のATMを展開(2013年末時点で約1万9000台)し、その手数料収入が収益源。ATM設置台数の増加に伴って収益が増える積み上げ型のリスクの少ないビジネスモデルで、セブン-イレブンが新規出店攻勢をかける中で同社のATM設置台数、手数料収入とも順調に増えていくことが確実視される。

 今後も急成長は期待しにくいが、提携金融機関も積極的に増やしており、中長期的に安定した利益の増加が見込めるので、NISA口座で中長期保有を考えるなら最適な銘柄といえそうだ。

※マネーポスト2014年春号