東京都現代美術館で“ラテン系現代アート”の「驚くべきリアル」展

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1613年に仙台の藩主・伊達正宗がスペインやローマ法王のもとに人を送った「慶長遣欧使節団派遣」から400周年。そこで昨年から今年にかけて、さまざまな「日本スペイン交流400周年」の記念事業が実施される中、美術の分野でも、ユニークな催しが!

2月15日(土)から5月11日(日)まで東京都現代美術館では「驚くべきリアル スペイン、ラテンアメリカの現代アート―MUSACコレクション―」を開催中。今回は、1990年代以降にスペインで制作された作品を中心とする「カスティーリャ・イ・レオン現代美術館(MUSAC)」のコレクションから、「驚くべきリアル」をテーマとした27作家(組)をご紹介。

スペイン芸術の“リアル”というのは、対象が精密に再現されているという意味ではなく、超自然的なものや幻想的なものまでを日常のリアルに引き下ろして対話するような感覚のことだとか。たとえば、このページに掲載されているピラール・アルバラシンの《ミュージカル・ダンシング・スパニッシュ・ドール》。

「ピラール・アルバラシン(1968年、スペイン、セビリア生まれ)は、フラメンコや闘牛といったステレオタイプの“スペイン文化”に対して、皮肉とユーモアを交えた表現を行う作家です。この作品では、典型的なフラメンコのダンサーの衣装に身を包んだ人形とともに、作家自身も人形の一体かのように振る舞っています。鑑賞する人は、見せかけの世界に存在するただひとつのリアルである作家本人という魔術に魅せられることになるのです」と、広報担当の小原さん。

ダリやピカソなど、驚くべきイマジネーションの天才を生んだスペインの風土。そんな芸術の系譜が堪能できる今回の展覧会は、その刺激的な鑑賞体験をリアルに驚くべき!