昨年より盛り上がる!IPO関連を先回り買い
予想IPOは60〜70社、パフォーマンスも昨年より上。相場の好地合いを追い風に、短期で儲けるチャンスが…。

昨年の初値上昇率の最高パフォーマンスはリプロセルの456%!

昨年はIPO(新規株式公開)銘柄が大活況となりました。今年もこの勢いに乗って大豊作の1年となりそうです。そこで今回は、IPOマーケットの2013年を簡単に振り返り、2014年を予想してみたいと思います。

まず、2013年の上場社数は54社(プロ向け市場を除く)となり、上場社数としては2007年以来6年ぶりの高水準となりました。このうち初値が公開価格を上回ったのは実に52社!

公開価格に対する初値の上昇率は平均121%と、かなりのハイパフォーマンスを叩き出しました。ちなみに初値の上昇率が最も高かったのは昨年6月に上場したリプロセル(456%)、最も低かったのは昨年12月に上場したウィルグループ(マイナス4%)。市場別では、東証マザーズ市場への上場が29社で最多、初値上昇率は平均147%と圧巻の高さです。

次に2014年のIPO市場ですが、上場社数は前年を10〜20社上回る、60〜70社となりそうです。国内株式市場の地合いが良好であることが追い風となるほか、IPOマーケットが非常に活況であるため上場を望むベンチャー企業が増えることが予想されます。また、今年は話題性のある大型IPO銘柄が豊富です。本誌でも何度か取り上げていますが、夏にも上場する可能性が伝わっているLINEが大注目です。時価総額1兆円規模になることが予想され、日本だけでなく世界的にも注目の上場といえます。

2013年にLINE関連株としてにぎわったアドウェイズをはじめ、スタンプや電子書籍、音楽、動画など幅広いモバイルコンテンツ関連のツレ高も期待できそう。

知名度の高い企業ではリクルートホールディングスなどの名前も取りざたされています。上場するとなれば、アベノミクスの成長戦略に対する期待も重なり、人材サービス関連に関心が高まることになるでしょう。

ほかに新規上場銘柄で初値高騰が期待できそうな案件としては、ネット広告関連やバイオ関連企業でしょうか。特にネット広告関連はLINE関連の一角とも位置づけられるため、魅力的ですね。

今年も初値が公開価格の2倍超となる人気銘柄が続出しそうなので、その周辺銘柄を先回り買いしておく作戦は吉と出るでしょう。

2014年IPO銘柄のツレ高に期待!

【リクルート→人材関連株5】

テンプホールディングス(東1・2181)
現在株価(売買単位):2883円(100株)
最低投資金額:28万8300円
予想PER:23.5倍

キャリアデザインセンター(東1・2410)
現在株価(売買単位):9万6600円(1株)
最低投資金額:9万6600円
予想PER:12.8倍

じげん(東マ・3679)
現在株価(売買単位):1301円(100株)
最低投資金額:13万100円
予想PER:126.1倍

エン・ジャパン(JQ・4849)
現在株価(売買単位):2163円(100株)
最低投資金額:21万6300円
予想PER:18.3倍

リブセンス(東1・6054)
現在株価(売買単位):1976円(100株)
最低投資金額:19万7600円
予想PER:62.8倍

【LINE→ネット広告関連株5】

ファンコミュニケーションズ(JQ・2461)
現在株価(売買単位):3530円(100株)
最低投資金額:35万3000円
予想PER:60.0倍

アドウェイズ(東マ・2489)
現在株価(売買単位):1870円(100株)
最低投資金額:18万7000円
予想PER:151.6倍

バリューコマース(東1・2491)
現在株価(売買単位):1164円(100株)
最低投資金額:11万6400円
予想PER:34.5倍

ユナイテッド(東マ・2497)
現在株価(売買単位):1909円(100株)
最低投資金額:19万900円
予想PER:871.6倍

セプテーニホールディングス(JQ・4293)
現在株価(売買単位):1297円(100株)
最低投資金額:12万9700円
予想PER:29.1倍

※株価は2014年2月7日現在。

【人気急上昇中!】
小川佳紀(YOSHINORI OGAWA)
フィスコ 株式アナリスト

岡三証券を経て現職。相場概況から注目株まで、日本株全般から本誌に合ったネタを拾ってくれる貴重な存在。



この記事は「WEBネットマネー2014年4月号」に掲載されたものです。