今回さらにセクシーさを足すため、パソコンに胸とキスマークを描いている。




ここまでやっておいてなんだが、「悪の法則」はセクシーなだけの映画ではない。

全ては、“カウンセラー”と呼ばれる若く有能な弁護士がほんの出来心で裏社会のビジネスに手を染めたことから始まった。逃れようのない巨大な“悪”の罠にはまった美しき男と女たち。その恐るべき“法則”を操る黒幕とは誰なのか、謎めいたまま話は進む。

美しいフィアンセ(ペネロペ・クロス)との輝かしい未来を夢見た彼の欲望は、周囲のセレブリティたちを否応なく危険な事態に巻き込み、彼らの虚飾に満ちた日常を揺るがしていく。彼らはやがて、この世の闇に渦巻く“悪の法則”に魅入られ、もはや逃れようのない戦慄の罠に絡め取られていく。



悔しいが単なる泥棒では、この映画で描かれる巨悪には勝てそうにない。


この映画は、哲学論のような意味深な言葉の数々で、劇場公開時に多くの謎を残し、賛否両論を呼んだ。エクステンデッド・エディションでは21分の未公開シーンが追加され、繰り返し観る度、黒幕の正体はもちろん、会話劇に張り巡らされた伏線の数々に気付かされ、得体の知れない悪の巨大さと、逃れようのない闇の深さを思い知ることになる。

そこで映画に対抗する最後の手段として、ヤンキー専用パソコンに挑戦してみた。

こちらが出来上がったヤンキー専用パソコン「愛・覇道五(アイ・ハドウ5)」だ。どんな喧嘩や修羅場にも耐えられる剛性ボディで、あらかじめ返り血が付いている。

ここまで悪そうなら、映画に一矢報えないだろうか。モデルはアイドルグループ「スチームガールズ:仮面女子」のヤンキー娘、小柳朋恵だ。




しかし映画で登場する、裏社会のフィクサーであるライナー(写真右)の格好もヤンキーに負けず強烈だ。


さらにキャメロン・ディアスの豪華な衣装も加わる。彼らのファッションは、奔放で飼い馴らされない野生と、果てしない欲望を象徴している。


チーターに捕食される野ウサギのごとく、情け容赦ない死の恐怖に追い詰められていくカウンセラーたち。常識や道徳など一切通用しない無慈悲な悪の前では、命乞いなど無意味で、遊戯のような結末をただ受け入れるのみ。

社会的名声と最愛のパートナーを手に入れたハズが、たった一度の過ちで、平穏な日常には二度と戻れないと気付かされた後悔と絶望は、観る者の心に深く突き刺さる。撮影しておいてなんだが、ヤンキーが喧嘩に勝った負けたというスケールではない。






さて、今回のウェブ写真集『悪のパソコン』はいかがだったろうか。映画が描く悪にはとても及ばなかったが、少しは楽しんでもらえれば嬉しい。撮影に使ったパソコンケースは読者にプレゼントするので、欲しいかたは記事末をご覧頂きたい。


そして写真集の参考にした映画『悪の法則』は、3月5日(水)にデジタルで先行配信され、4月2日(水)にブルーレイ&DVDがリリースされる。詳しく知るには、まず次の特集サイトをチェックして欲しい。
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■関連リンク
『悪の法則』特集サイト

『悪の法則』公式サイト

※プレゼントについて
この記事をツイッターで紹介して頂いた方のなかから、抽選で2名の方に、今回撮影で利用した、ちょうひかるさんペイントのPCケース(自作用のPCケースで、中身はありません。ノートPCは対象外)をプレゼントいたします。

ご希望の方は、この記事をツイートする際のテキストの中に、この記事担当者のアカウント名「@chakuriki」 を加え、フォローおねがいします。 当たった方にはツイッターのメッセージ経由でご連絡いたします。※当選は3月24日までの連絡をもって代えさせていただきます。


制作中のちょうひかるさん。頼んでおいてなんだが、ヤバい人に見える。

※出演:立花あんな(アリス十番:仮面女子)、神谷えりな・小柳朋恵(スチームガールズ:仮面女子) 撮影:小林邦寿 衣装:市原昌顕 ヘアメイク:山崎眞衣 企画・文章:谷口マサト