危険!「炭水化物抜き」ダイエットでみるみるおブスになっちゃう理由

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このところ賛否両論になっている炭水化物抜きダイエット。国や専門家が警鐘を鳴らしていたりもしますが、美肌視点で見ても炭水化物を抜くことは好ましくないようです。炭水化物を抜くことがお肌にどのような影響を与えるのかお話したいと思います。

国は「炭水化物抜きダイエット」をどう考えてるの?

厚生労働省が科学雑誌『PLOS ONE』にて発表した論文では、研究の背景として以下のように記載されており、懐疑的であることが伺えます(国立国際医療研究センター研究所による翻訳要旨を以下引用)。

近年,減量や糖尿病治療の食事療法として糖質制限食(低炭水化物食)が注目されている.しかし,その効果を示した研究は短期的なものに限定されるため,長期的な効果の究明が必要であった.

 そして結論として、以下のとおりまとめています。

低炭水化物食による長期的な効用は認めず,死亡リスクが有意に増加することが示唆された.

もともと心疾患のあった人の死亡リスクが高くなったということで、心疾患の「発症」リスクに関しては影響は見られなかったということですが継続しての研究を続けていくとしていて、重要な研究課題と捉えている模様です。

■炭水化物を食べないと筋肉が減ってしまう→基礎代謝が減る→冷えに繋がる

さて、ここからは炭水化物摂取量が少ないことによってすぐに現れるだろうリスクをご紹介しましょう。炭水化物を摂取しないことで、体内の糖質が欠乏してしまうと、体は危機を感じ取り、筋肉中のたんぱく質をエネルギーにして脳や神経に糖質を行き渡らせようとします。筋肉中のたんぱく質が減るということは筋肉が減るということ。それの繰り返しにより、基礎代謝が低下し、体温も下がり冷えを招いてしまう危険が。

■炭水化物は善玉菌の素になるので、炭水化物を抜くと悪玉菌が増える

実は腸を美しく保つためにも炭水化物は必要なんです。腸内で悪玉菌を増やす素になるのがたんぱく質で、善玉菌を増やす素になるのが炭水化物。炭水化物抜きダイエットを続けると、腸内の善玉菌が減ってしまい、悪玉菌が繁殖してしまいます。悪玉菌が発する有害なガスは便秘を悪化させたり、老廃物を腸内に長く滞らせたりしてしまいますので、美腸のためにも適度な炭水化物を摂るようにしましょう。

■「減らす」と「抜く」は別物。必要最低限の炭水化物を摂ることが大切

炭水化物を抜くのはお肌にとっても好ましくない、とは言うものの、食べ過ぎることも糖質の過剰摂取となってしまいます。極端に炭水化物をやめるのではなく、適度に食べることがお肌にとっても体にとっても大切です。ちなみに、成人女性は一食あたりお米を100〜150g食べるのが適量だとされています。100〜150gというと、女性用のお茶碗に軽く1膳。もしもこれ以上減らしたいという場合は、夜ご飯時にお米を食べるのを控えるくらいが調度良いでしょう。

極端なダイエットは良くないのは、炭水化物に限ったことではありません。大切なのは栄養素を理解しながらバランス良く食べること。そのためにも何をどれくらい食べるのが良いのかを具体的に理解しておくと良いですね。

(前田紀至子)

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【参考】

※国立国際医療研究センター研究所2013/02/04プレスリリース 

※ダイエットに炭水化物は必要か?(1) - コナミスポーツ&ライフ