シャネルのキルトバック、過去5年で70%値上がり!高級ブランドは高ければ高いほど売れる?

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女性の永遠の憧れをかきたてる高級ブランドのバックやジュエリー。でも、そのお値段は貯金をはたかないと買えないくらい高いもの。しかも、最近では高級ブランド品の値上げペースがさらに度を増し、富裕層でさえその購買意欲に歯止めをかけそうな勢いだと言います。

過去5年間にシャネルのキルトバックの価格は70%も上がり、今では4900ドル(約50万円)に。カルティエの「トリニティ」ゴールドブレスレットは2009年より48%値上げされ、1万6300ドル(約167万円)と2011年より6000ドル(約61万円)も高くなっています。

高級ブランド業界はインフレ率や材料費の値上げとは無関係に値上げが行われているのです。小売商品とは異なり、高級品は高ければ高いほど価値がついて売れるというのも確かな理論です。

しかし、値上げに売り上げ増を頼るのはもろいプラットフォームだと指摘する声もあります。景気が後退すれば即その影響を被るためです。

実際、高級ブランドの販売の伸びは2010年から2012年までの11%から昨年は7%増止まりと低下。今後数年間は6%前後の伸びに留まると予測されています。これは、中国が役人への贈与を取り締まるようになった影響によるところが大きいと言われていますが、西欧諸国の顧客ではこれ以上の値上げに耐えられなくなってきている兆候が見られるそうです。

コンサル会社Bain&Coによれば「高級ブランドは、これ以上払えない、払いたくないと思う顧客を失うリスクを犯している」とも。

定期的にブランド品を購入していた層もあまりの値上げぶりに買い控えるようになる現象はいたるところに現れ、また手ごろな価格の人気ブランドが顧客を奪っていくという事態も起きています。

販売数の低下を値上げでカバーし、売り上げ増を確保する、または新参ブランドが売れ始めると差別化のためにさらに値上げを行うといったことは高級ブランド業界では慣例のようです。

参考:Soaring Luxury-Goods Prices Test Wealthy’s Will to Pay
http://online.wsj.com/news/articles/SB10001424052702304585004579415110604829016