3月は、1年で最も株主優待の実施件数が多い月で、その数はなんと約630件! 自社商品をはじめ、外食優待券やレジャー施設の利用券、QUOカードなどの金券類まで、ありとあらゆる内容の優待が揃う。今回は、3月優待銘柄のごく一部だが、比較的手頃に買えて人気の高い優待を中心に紹介していきたい。

お手頃価格で買える、新設6銘柄をピックアップ

 まずは、今期初めて株主優待を実施する銘柄を見ていこう。3月は、優待の新設銘柄も非常に多いのだ。ここでは、買いやすい水準の6銘柄をピックアップした(【表1】参照)。

        【表1】今期から優待を新設した注目銘柄

会社名(コード)
優待確定月
主な優待内容 最低投資
金額
優待/予想配当
利回り
ミサワホーム
(1722)
3,9月
100株で1000円分、1000株で2000円分などのQUOカード。ほかに、住宅購入・リフォーム時の割引 12万8400円
1.56%
1.56%
【備考】優待利回りはQUOカードのみで計算。自社グループの住宅販売・施工会社での住宅購入・リフォーム時に、建物本体価格または工事請負価格から一定割合を割引
ジューテックHD
(3157)
3月
100株以上で1000円分のQUOカード 5万6800円
1.76%
1.41%
【備考】特になし
AGS(3648)
 3月
100株以上で1000円分のVJAギフトカード 7万7300円
1.29%
2.33%
【備考】特になし
ジェイエスエス
(6074)
3,9月
自社スイミングスクールで利用できる株主優待券を、100株で1枚、200株で2枚、300株以上で3枚 6万1100円
1.15%
【備考】利用可能なサービスは、プライベートレッスン、施設内ショップでの20%割引、入会時の入会金無料など
たけびし
(7510)
3月
100株で1500円分のQUOカードまたはおこめ券3枚、1000株以上で2500円分のQUOカードまたはおこめ券5枚 7万8100円
1.92%
2.18%
【備考】長期保有優遇あり。3年以上で2000円分のQUOカードまたはおこめ券4枚にグレードアップ(100株の場合)
シード
(7743)3月
Aコースは100株以上で自社ケア用品セット1万円相当または3割引の株主優待券。ほかに、100株で1000円相当の地方名産品などが選べるBコースも 17万1100円
1.17%
【備考】Bコースは、長期保有優遇制度あり。3年以上で優待内容がグレードアップ
※優待内容、最低投資金額、利回りは3月5日終値時点

 投資金額10万円以下(3月5日終値で算出、以下同)で、QUOカードなどの金券がもらえるのが、ジューテックHD(3157)、AGS(3648)、たけびし(7510)。いずれも、優待+配当利回りも悪くない。中でもたけびし(7510)は、長期保有優遇制度も導入していて、3年以上の継続保有で優待内容が1.3倍になる。

 ミサワホーム(1722)の場合は、QUOカードの優待に加えて、住宅購入やリフォーム時の代金割引も受けられる。予定がある人にとっては、ダブルでおトクと言えそうだ。

 今期は、ほかにもサンヨーホームズ(1420)やパナホーム(1924)が、新築工事・リフォーム工事での割引が受けられる優待を新設(サンヨーホームズは3000円相当の防災グッズの選択も可能)。いずれも、自社グループなどでの工事に限られるので、詳細は必ず公式サイトで確認すること。

 ちょっとユニークなのが、コンタクトレンズで知られるシード(7743)。コンタクトのケア用品などがもらえるAコースのほか、地方名産品や寄付を選択できるBコースがあり、Bコースにのみ長期保有優遇制度がある。ただし、優待利回りは長期保有優遇を加味しても、Aコースのほうが高くなりそうだ。

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