【図表1】松井証券、信用取引の売買代金(単位:100万円)と「一日信用取引」の比率

写真拡大

「TOPIX100」とは、東証1部に上場する銘柄のうち、時価総額と流動性の高い100銘柄から算出される指数のこと。1月14日(火)より、TOPIX100のうち株価が3000円超の銘柄について、呼値の単位がその他の銘柄より縮小された。そのことが市場にもたらした変化とは何かを探った。

値動きの上下動が2倍に増えた!

 呼び値縮小の制度変更に伴い、対象銘柄では株価の値動きの回数が増加している。松井証券によれば、新しい呼び値が導入された1月14日の週は、値動きの上下動(ティック回数)が前週比2倍になったという。

 また、松井証券のデイトレード限定サービス「一日信用取引」の利用が、1月以降急拡大している【図表1】。

なぜ呼び値の単位が縮小されたのか

 呼び値とは、株を注文する際の値段のことで、株価に応じていくら刻みで指値注文を指定できるかが決まっている。たとえば、株価が3000〜5000円ならば、通常、注文価格は5円刻みとなる。

 今回、変更された銘柄に限っては、株価3000〜5000円の場合、呼び値の単位が1円となった【図表2】。

 細かい呼値の単位導入の目的について、東京証券取引所は次のように説明している。

 ・約定価格の改善
 ・指値注文の値段の選択肢の広がり
 ・板での順番待ちの緩和

 流動性が高い銘柄に限って呼び値を変更することで、投資家の利便性向上を目指している。

 具体的に呼び値の単位が縮小された銘柄は、東証のホームページなどで確認ができる。たとえば、トヨタ自動車(7203)やソフトバンク(9984)、三井住友フィナンシャルグループ(8316)といった有名な大型株で、現時点(3月6日)では41銘柄ある。

続きはこちら(ダイヤモンド・オンラインへの会員登録が必要な場合があります)