人気だけが取り柄の元高見盛(現振分親方=37)が、新鋭、遠藤(追手部屋=23)の飛ぶ鳥落とす勢いに押されて四苦八苦だ。

 将来の日本人横綱候補として俄然注目を集める人気力士・遠藤は、各方面に引っ張りだこ。相撲協会が開いた特別企画「関取にお姫様抱っこしてもらえる」に出演。遠藤に抱っこしてもらおうと女性が長蛇の列を作った。また、1月18日からは永谷園お茶づけ海苔のCM「遠藤関登場」篇にも登場している。
 「何しろ遠藤はイケメンな上、足腰がしぶとく相撲勘がいい。シコが綺麗に踏める浮世絵に適した力士です。これまで永谷園のCMに出演していた高見盛とは真逆のキャラクー。CMは遠藤ならではの闘志溢れる目力と豪快なシコ、力士らしい旺盛な食べっぷりに惹き付けられる内容です。しかし、これに泡を食ったのが、それまで永谷園の看板だった振分親方。嘘がつけない人なので、遠藤の出演が決まり自分がお払い箱になったことがわかると、顔を引きつらせていたそうですよ」(相撲関係者)

 遠藤は現在ザンバラ髪で、遠からず髷を結うことになるため、プロマイドなどに手を出す業者はなかったが、初場所では1社だけイラスト入りのグッズを売り出したところ、飛ぶように売れたという。一方の振分親方は福祉大相撲に出演したり、NHKの大相撲中継にも呼ばれていたが、遠藤人気に押されて影も薄い。
 「今考えれば、相撲は不器用な取り方をするし、通なファンにはあまり受けがよくなく、キャラクターで持っていた。しかし、相撲取りは現役を張ってナンボの世界。引退してしまっては、世間に飽きられるのは時間の問題でした。その証拠に、本人が出した自伝などは惨敗だったといいます」(相撲記者)

 親方として大成するしかない。