三菱UFJ信託銀行が2012年3月から販売している遺言代用信託「ずっと安心信託」が、2年足らずの間に5万件の契約を突破(14年2月末時点)する「大ヒット商品」となっている。

遺言代用信託とは、委託者が自分の生存中は自分を受益者とし、死亡後は自分の子・配偶者等を受益者とするといった形で設定する商品。高齢社会を迎え「終活ブーム」などと言われる時代の流れにあって、自分の財産を死後に計画的に家族へ承継できることで注目を集めているようだ。

管理手数料無料、元本保証

「ずっと安心信託」が好調の要因としては主に、

(1)低額から始められる

(2)管理手数料無料

(3)元本保証――といったことがあげられる。

最低預入金額は200万円から。日本消費者協会のアンケートによると、2010年度の葬儀費用の平均は199万円。葬儀費用だけでも簡単に相続準備を始められる商品として、活用されているそうだ。

また、三菱UFJ信託銀行がおこなった、インターネットによる生活者の「相続」への意識・ニーズなどの実態調査でも、相続への関心が50代から顕著に高くなることが分かっている。こうしたことも遺言代用信託商品が好調の理由の一つとなっているのかもしれない。