映画のチケットって何でこんなに高いの?−英調査

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イギリスでは、2000年公開の『グラディエーター』が4.4ポンド(約750円)で見られたのが、2013年の平均チケット代は6.53ポンド(約1100円)と50%以上も値上がりしています。ロンドンの映画館ではその倍になることも。なんでそんなに高いのか、内訳をみてみましょう。

1.映画
まず大部分は配給会社から上映される映画を借りるのに使われています。これはチケット代の40%から60%で、公開初日に近いほど高くなります。小さい映画館で公開から数週間遅れて上映されるのは彼らがこの部分を節約しているから。

また、配給会社は実際のチケット代ではなく見込み額から金額を決めるため、映画館が行う割引などは加味されません。配給会社はここから俳優への高額な出演料や莫大なプロモーション費用を支払うため、やはりこの部分は高くなります。

2.スタッフの給与
通常チケット代の20%ほどが映写技師やもぎりなど映画館スタッフのお給料になります。意外と大きいですね。

3.建物の賃料
野外で上映される場合すら場所代はかかります。平均15%が映画館の賃料に消えているようです。もちろんこの金額は都市部ほど高くなります。

4.電気代
チケット代のうち5%は館内の冷暖房や映画の上映にかかせない映写機をまわす電気代を支払う費用になります。

5.3Dなどの新しい技術
残りの10%ほどで、その他のコストをカバーして利益を出さなければいけないのですが、3Dなどの最新技術を導入する場合の費用もばかにならないでしょう。

しかしながら皆さんご存知のとおり、映画館はチケットだけでなくスナックやドリンクなども売っています。これらの売り上げが利益に大きく貢献しており、映画館の商売は映画業界というより小売業界ともいえるよう。利益のおよそ20%はここからきているそうです。

ほとんどの映画館で飲食物の持ち込みが禁止になっているのも不思議ではありません。

というわけで、私たちの支払うチケット代の大部分はハリウッド俳優の高額ギャラの一部になっているようです。あこがれのスターに払ってると思えば高いチケット代も痛くない?

参考:The real cost of… a cinema ticket
http://uk.finance.yahoo.com/news/the-real-cost-of--a-cinema-ticket-180326403.html