ウソの高利回りに騙されていないか? 人気の毎月分配型ファンドを一刀両断!

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高利回りの分配金が毎月もらえることで大人気なのが毎月分配型のファンドだ。中には20%以上もの利回りとなっているファンドもあるが、巷で表示されている利回りは見せかけの利回りのことが多く、ザイ編集部が算出した「本当の利回り」こそが本当の実力を表す数値だ。そこで、本当の利回りの意味を紹介しつつ、人気(純資産総額の上位)の毎月分配型ファンド10本の最新の本当の利回りをチェックしてみた。

たくさん分配金が出ていると思っていたら
実はそのほとんどが元本の返還だった・・・

 毎月、分配金が支払われているからと言って、保有している毎月分配型がいいファンドとは限らない。その理由を説明しよう。

 まずは、ブラジル・ボンド・オープンのファンド分析を見てほしい。このファンドは、人気10位にランクインしているファンドだ。

 一般的に投信の過去1年間の分配金利回りは、(1年間に受け取った分配金の合計)÷1年前の基準価額で計算されている。ブラジル・ボンド・オープンの過去1年間の分配金は1380円で、1年前の基準価額は8659円(表記なし)だった。つまり、利回りは1380円÷8659円となり、利回りは15.9%となるはずだ。

 しかし、ちょっと待った! ダイヤモンド・ザイ編集部が考える利回りはこれとは違う。

 この計算結果をみると、素晴らしい成績のように見えるがこれは正しくない。というのも、分配金が支払われている裏で、基準価額が1年間で1009円も下落しているからだ。

 基準価額が変わらないで(預けた資金の額が変わらないで)分配金が支払われているのなら問題はない。でも、分配金が支払われている一方で、預けている資金が減っているとしたら大問題。つまり、分配金の利回りを計算するときには、分配金額の合計から基準価額の下落分を差し引いたものを、1年前の基準価額で割らなければ意味がないのだ。

 そうなると、このブラジル・ボンド・オープンの正しい利回り(これを編集部では「本当の利回り」と呼んでいる)は、(1380円−1009円)÷8659円となり、本当の利回りは4.3%ということになるのだ。

 半年くらいまでは、多くの毎月分配型ファンドにおいて、基準価額の下落なしで分配金が支払われていたのだが、ここに来てちらほらと基準価額の下落を伴った分配金の支払いが出始めてきている。

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