【女性編】日本語で言えばいいのに、と思う横文字ビジネス用語ランキング2位「プライオリティー(優先順位)」

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昔から英語に限らず、外来語を取り入れるのが得意な日本人。タバコやイクラ、ボタンなどはその好例ですね。いくら得意と言っても、最近は横文字ビジネス語が氾濫。意味がわからなくて、なんとなく会話していることもあるのでは? そこで今回は、441名の読者の女性に、日本語で言った方が伝わりやすい横文字ビジネス用語を教えていただきました。

Q.日本語で言えばいいのに、と思う横文字ビジネス用語を教えてください(複数回答)
1位 マター(担当) 31.5%
2位 プライオリティー(優先順位) 29.0%
3位 コンセンサス(合意)  26.3%
4位 イシュー(課題) 23.8%
5位 ディシジョン(決定) 23.4%

■マター(担当)
・「とにかく英語を使いすぎると、余計なことに気を取られて面倒」(30歳/学校・教育関連/営業職)
・「言葉が短いのに、なぜわざわざカタカナでと思う」(19歳/その他)
・「つい●●さんマターといってしまうが、今考えるとわかりづらいと思う」(28歳/生保・損保/事務系専門職)

■プライオリティー(優先順位)
・「上司から英単語を言われても、いちいちわからないので、ネットで調べている」(25歳/印刷・紙パルプ/営業職)
・「意味がわかりづらそうなので。自分が無知なのを実感するのがちょっとイヤだというのもあります(笑)」(30歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「よく上司が『この件のプライオリティーは最優先ね』と言っていて、意味がかぶっていて微妙な気持ちになる」(27歳/金融・証券/事務系専門職)

■コンセンサス(合意)
・「『コンサンセンス』と言うより『合意』と言った方が短いしわかりやすい」(27歳/団体・公益法人・官公庁/技術職)
・「日本語で書いたら2文字なのに、何でわざわざ長くするのか理解できない」(26歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
・「所長がよく『コンセンサス』と使うが、意味のわかっていない社員もいるし、わかりにくいと思う」(28歳/医薬品・化粧品/技術職)

■イシュー(課題)
・「日本語の方に馴染みがある」(26歳/ホテル・旅行・アミューズメント)
・「別にあえて英語にする必要はないと思う」(28歳/人材派遣・人材紹介/販売職・サービス系)
・「別にかっこつけなくても。と思うから」(28歳/印刷・紙パルプ/事務系専門職)

■ディシジョン(決定)
・「日本語で言えば簡単なのにと思います」(21歳/通信/秘書・アシスタント職)
・「あまり聞き慣れない英語だし、決定だとみんながわかる言葉だとおもうので」(32歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)
・「あまり使わないからわからないけど、短い言葉は日本語でいいと思う」(29歳/建設・土木/技術職)

■番外編:理解して言っているの?
・コンプライアンス(法令遵守)「会社でコンプライアンス研修があるが、いつもコンプライアンスが何なのか曖昧なまま参加している」(28歳/生保・損保/専門職)
・アジェンダ(やるべきことを事前にまとめたもの)「政治家がアジェンダとかいうけれど、なにそれ? とかいつも思う」(37歳/その他)
・セグメント(区分単位)「最近会社の中、カタカナ多すぎ。会話の中ならまだしも、日本語の書類にするときは漢字のほうがわかりやすいのに」(27歳/自動車関連/営業職)

横文字使用は「日本語に置き換えられない言葉だけにしてほしい」というコメントが大多数を占めた中で、トップに輝いたのは「マター(担当)」でした。わかりにくいだけでなく、不愉快、イライラするという意見も目立ちます。

続いて2位は「プライオリティー(優先順位)」でした。日本語の方がわかりやすいのに、なぜ、使うのかわからないというコメントが大半。3位は「コンセンサス(合意)」です。合意のほうが短い言葉で済むという意見が目立ちました。

4位は「イシュー(課題)」。issueという単語には、発行・結果・収益などの意味もあります。英語力のある人は、逆に誤解してしまうかもしれません。

5位には「ディシジョン(決定)」がランクインしました。正しくは重要事項に対する決定の意味。なかでもなんでも重要事項ばかりではなさそうですからね。多用しない方がよいかも。

(文・OFFICE-SANGA 花澤和夫)

調査時期:2013年6月21日〜2013年6月27日
マイナビウーマン調べ
調査数:女性441名
調査方法:インターネットログイン式アンケート