年末に1万6000円台まで駆け上がった日経平均株価が調整気味…。2月上旬に一時的に1万4000円を割ってしまったが、値ごろ感が出ると買いが入る構図は変わらない。仕込みまくるべし!

2006年の持ち株会社設立時から現・西武ホールディングス(以下、西武HD)経営陣の悲願でもあった「再上場」がいよいよ実現しそうだ。西武HDが1月15日に東証に上場申請をしたと、大手一般紙は一斉に報道。昨年3月のサーベラスによる西武HD株式の敵対的TOB(株式公開買い付け)はサーベラス側の惨敗となり、サーベラス側が狎泙譴〞形になったことで、最大の障害は取り除かれた。2020年の東京五輪開催の決定で、ホテル・レジャー部門に強みを持つ西武HDの成長戦略が描きやすくなったことも上場を後押ししている。

上場時期は2013年3月期実績を基準として採用し、その審査期間を考えると4月から5月が想定される。IPO株人気にあやかる関連銘柄を仕込むタイミングでは?

その場合、最右翼銘柄と考えられるのが西武HDの株式750万株(持ち株比率2・19%)を保有する第10位株主、京浜急行電鉄だ。京急沿線のテーマパーク「横浜・八景島シーパラダイス」の筆頭株主は西武HDだし、京急沿線での交通の要・品川駅そばの「品川プリンスホテル」で合同イベントを開くなど、事業でも連携関係にある。

西武HDのメインバンク・みずほ銀行は京急の第2位株主でもある。西武・京急・みずほがタッグを組んだ「品川再開発」が、相場的にクローズアップされてくるだろう。なお、事業構造上、阪急阪神ホールディングスが類似対象として最も近い存在かもしれない。

再開発絡み・京急&品川関連の5銘柄

【京浜急行電鉄(東1・9006)】835円(1000株)
西武HDの大株主。「品川プリンスホテル」で合同イベントを開くなど事業連携関係を構築するほど関係は密。

【みずほホールディングス(東1・8411)】214円(100株)
傘下のみずほ銀行が西武HDのメインバンクであり、京急の第2位大株主でもある。

【阪急阪神ホールディングス(東1・9042)】517円(1000株)
私鉄株の中で流通事業を持たない西武HDに最も近い類似対象企業。レジャーコンテンツでも共通点。

【JR東日本(東1・9020)】7583円(100株)
品川再開発事業では、同社所有の品川車両基地が最大のポイント。同じ電鉄株としても注目度が増す可能性大。

【NTT都市開発(東1・8933)】964円(100株)
「芝浦水再生センター」を、大成建設などと「品川シーズンテラス」として再開発中。2015年2月竣工予定。

※株価は2014年2月7日現在。

今月の噴火目前株3連発!

1. 長谷工コーポレーション(東証1部・1808)
増加するマンション供給だが、建設を担うゼネコンの中でも受注積み上げが目立つのが同社。受注増が業績の上ブレを連想させ、株価も上昇基調だ。優先株の全株消却にもメドが立つ公算が大きく、「6期ぶり復配」のアナウンスが1000円の大台乗せの号砲となりそうだ。

2. シャープ(東証1部・6753)
資金流入が続く日立製作所やパナソニックに代表される電機株。爛蹈鵐〞オンリー系の海外勢からの買いも観測されている。昨年の上昇局面でも機関投資家の保有比率が低いままだったのが電機株だが、とりわけシャープの持ち高は少なく、自動車株からのリバランスに期待。

3. 岩谷産業(東証1部・8088)
自動車大手が燃料電池車の市販化に躍起となる中、「水素ステーション」を手がける同社への関心はうなぎ上りだ。工場見学に出向く機関投資家の存在も一部で聞かれる。石油元売り最大手のJXホールディングスも参入する水素。最強テーマに発展する可能性大!

この記事は「WEBネットマネー2014年4月号」に掲載されたものです。