海外売上高比率×実勢レートとのカイ離で抽出した25銘柄
「ビッグマネー」が狙う日本株とは? みずほ証券リサーチ&コンサルティング米澤さんのキャッチフレーズは「高ROE&最高益更新」と「円安増益」だ!

1位 TDK(東1・6762)
4160円(100株)
業種:電気機器
ヽこ鮎綛眸耄─87.7%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆13.93%
ROE:0.20%

非半導体の電子部品大手。スマホ用電池の好調が続いているほか、来期にかけて高周波部品の販売増が予想される。

2位 アルパイン(東1・6816)
1424円(100株)
業種:電気機器
ヽこ鮎綛眸耄─87.1%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆13.83%
ROE:1.70%

アルプス電気傘下の電子機器メーカー。ホンダが主な納入先。海外売上高比率が高く、円安による業績改善効果は大きい。

3位 タカタ(東1・7312)
2936円(100株)
業種:輸送用機器
ヽこ鮎綛眸耄─84.5%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆13.42%
ROE:4.60%

シートベルトとエアバッグで世界2位。今年はハンガリー工場も稼働予定で、海外売上高比率が一段と高まりそうだ。航空分野も強化。

4位 ペガサスミシン製造(東1・6262)
346円(100株)
業種:機械
ヽこ鮎綛眸耄─85.3%
想定為替レート:92.0円
⊆太レートとのカイ離:13.4%
 澂◆11.40%
ROE:1.90%

工業用ミシンの大手。世界の繊維産業の工場であるアジア地域に加え、南米での販売も伸びてきた。自動車用の圧縮鋳造部品も生産。

5位 日本航空電子工業(東1・6807)
1603円(1000株)
業種:電気機器
ヽこ鮎綛眸耄─61.0%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆9.68%
ROE:7.80%

社名の通り、航空用電子機器を製造。主力のコネクターはスマホ用の需要が高水準で推移しているもようだ。来期も増収増益の見込み。

6位 フォスター電機(東1・6794)
1637円(100株)
業種:電気機器
ヽこ鮎綛眸耄─93.1%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆9.11%
ROE:9.10%

スピーカーやスピーカー用部品を製造。海外生産比率100%の企業として有名だ。カーステレオ向けやスマホ向けが絶好調。

7位 ニチコン(東1・6996)
816円(100株)
業種:電気機器
ヽこ鮎綛眸耄─56.3%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆8.94%
ROE:―

社名の「コン」はコンデンサーの“コン”。家庭用の大型蓄電システムも伸びている。内部留保が厚く、収益増は増配に直結しやすい。

8位 武蔵精密工業(東1・7220)
1919円(100株)
業種:輸送用機器
ヽこ鮎綛眸耄─73.0%
想定為替レート:93.0円
⊆太レートとのカイ離:12.1%
 澂◆8.86%
ROE:5.10%

ギアなどを生産する自動車部品大手。実質的な親会社であるホンダに製品の7割を納入する。アジアへの生産移管が進んでいる。

9位 GMB(東1・7214)
1289円(100株)
業種:輸送用機器
ヽこ鮎綛眸耄─88.8%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆8.69%
ROE:2.50%

駆動装置を中心とした中堅自動車部品メーカー。韓国・現代自動車などに納入。他メーカーへの販売拡充に成功すれば、株価急騰か。

10位 村田製作所(東1・6981)
8828円(100株)
業種:電気機器
ヽこ鮎綛眸耄─88.7%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆8.68%
ROE:5.10%

セラミックコンデンサーで世界トップを走り続けている。スマホや車載機器など応用範囲が広い。機関投資家にとっては外せない銘柄。

11位 ジェイテクト(東1・6473)
1522円(100株)
業種:機械
ヽこ鮎綛眸耄─53.4%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆8.48%
ROE:4.00%

トヨタ系の大手機械メーカー。自動車部品と工作機械が収益の2本柱。来期にかけて大幅な増収増益が期待できる。

12位 ユニ・チャーム(東1・8113)
5450円(100株)
業種:化学
ヽこ鮎綛眸耄─52.2%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆8.29%
ROE:17.20%

紙おむつや生理用品など衛生用品の大手。ペット部門も強力に成長中。アジアへの浸透に成功し、アジアの成長を取り込める体制に。

13位 豊田合成(東1・7282)
2200円(100株)
業種:輸送用機器
ヽこ鮎綛眸耄─50.5%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆8.03%
ROE:9.00%

トヨタ系のプラスチック、ゴム部品会社。LED(*1)のフロントランナーでもあり、スマホ向け販売を伸ばしている。来期も増収増益に。

14位 トプコン(東1・7732)
1417円(100株)
業種:精密機器
ヽこ鮎綛眸耄─74.7%
想定為替レート:94.3円
⊆太レートとのカイ離:10.6%
 澂◆7.92%
ROE:1.30%

測量装置と眼底カメラなど医療用機器に強み。海外の鉱山や大農場用に開発された建機・農機の自動操縦用GPS(*2)システムも好調。

15位 テイ・エス テック(東1・7313)
3315円(100株)
業種:輸送用機器
ヽこ鮎綛眸耄─80.8%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆7.90%
ROE:14.10%

ホンダ直系の自動車用シートメーカーだが、ドイツのフォルクスワーゲン向けにも納入を開始し、第2の業容拡大期に入った形だ。

16位 日本電産(東1・6594)
1万1280円(100株)
業種:電気機器
ヽこ鮎綛眸耄─77.8%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆7.61%
ROE:2.00%

モーター大手。パソコン中心の事業構造を改め、自動車など他分野を育成する方針を昨年打ちだし、すでに成果が出ている。

17位 日揮(東1・1963)
3645円(1000株)
業種:建設
ヽこ鮎綛眸耄─76.6%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆7.49%
ROE:14.80%

プラント大手。米国のシェールガス革命で、LNG(液化天然ガス)プラントの需要が急拡大しており、当面は繁忙状態が続きそうだ。

18位 ローランド ディー.ジー.(東1・6789)
3175円(100株)
業種:電気機器
ヽこ鮎綛眸耄─86.5%
想定為替レート:96.0円
⊆太レートとのカイ離:8.6%
 澂◆7.47%
ROE:1.50%

電子楽器大手ローランドの子会社で、看板などに描画できる大型インクジェットプリンターを製造。3Dプリンター関連株でもある。

19位 日本バイリーン(東1・3514)
598円(1000株)
業種:繊維製品
ヽこ鮎綛眸耄─39.8%
想定為替レート:88.0円
⊆太レートとのカイ離:18.5%
 澂◆7.36%
ROE:3.30%

マスクや空気清浄機に使う不織布で国内トップ。インフルエンザやPM2.5関連株でもある。自動車用大型電池用の絶縁体も生産。

20位 大和工業(東1・5444)
2820円(100株)
業種:鉄鋼
ヽこ鮎綛眸耄─72.2%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆7.06%
ROE:4.10%

建設現場などで使うH形鋼が主力の電炉大手。国内のほか、韓国やタイ、バーレーンなど海外でも生産し、国内依存度は低下中。

21位 アイダエンジニアリング(東1・6118)
1079円(100株)
業種:機械
ヽこ鮎綛眸耄─71.7%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆7.02%
ROE:7.60%

鋼鉄の塊から自動車用部品を打ち抜くプレス機専業で2位。自動車販売が伸びている北米、アジアでの売り上げが好調だ。

22位 マンダム(東1・4917)
3285円(100株)
業種:化学
ヽこ鮎綛眸耄─37.8%
想定為替レート:88.0円
⊆太レートとのカイ離:18.5%
 澂◆7.01%
ROE:8.00%

インドとタイで男性用化粧品が人気。企業の賃上げが進めば国内販売の伸びが期待できるため、個人消費関連株との位置づけも。

23位 アネスト岩田(東1・6381)
624円(1000株)
業種:機械
ヽこ鮎綛眸耄─42.7%
想定為替レート:90.0円
⊆太レートとのカイ離:15.9%
 澂◆6.78%
ROE:9.90%

コンプレッサー(圧縮機)や塗装用機器の専門メーカー。国内市場の急拡大は望みにくいが、アジアと欧州市場の開拓に成功。

24位 江守商事(東1・9963)
1958円(100株)
業種:卸売業
ヽこ鮎綛眸耄─68.3%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆6.68%
ROE:16.10%

中国向けに強い化学品と情報機器の専門商社。今年2月、上場20周年を迎えた。中国との関係改善が進展すれば、株価にプラス。

25位 飯野海運(東1・9119)
509円(100株)
業種:海運
ヽこ鮎綛眸耄─67.6%
想定為替レート:95.0円
⊆太レートとのカイ離:9.8%
 澂◆6.61%
ROE:2.50%

老舗海運会社で外航運送に強い。不動産賃貸も手がけ、不況期も会社を支えてきた。円安をプラス材料に、来期も業績好調か。

■「海外売上高比率×実勢レートと想定為替のカイ離率」が大きかった25銘柄。
【スクリーニング条件など】銘柄スクリーニングの基準日は2014年1月15日。東証1部3月本決算銘柄で、今期・来期経常増益の銘柄かつ、基準日の今期予想経常利益が期初(2013年5月末時点)から上方修正された銘柄。海外売上高比率は前期本決算実績。想定為替レートは今期予想の米ドル/円レート。基準日時点で取得可能な予想を使用。為替の実勢レートは1ドル=104.295円を使用。
※海外売上高比率、今期想定為替レートは基準日現在。その他のデータは2014年2月6日現在。ROEは実績。*1…LED=発光ダイオード。*2…GPS=全地球測位システム。出所:各種資料よりみずほ証券リサーチ&コンサルティング作成

米澤 忍
みずほ証券リサーチ&コンサルティング投資分析部クオンツアナリスト

1995年、旧・新日本証券入社。新光証券などを経て現職。株価と業績や財務情報の関連性を解き明かす、数値分析のプロ。



この記事は「WEBネットマネー2014年3月号」に掲載されたものです。