資源があっても信用度の低い国
世界で信用度の高い通貨のことを、ハードカレンシー(国際決済通貨)と呼び、考え方にも寄りますが、アメリカ・ドル、ユーロ、日本・円などが一般的とされています。教えて!gooに、こんな質問が寄せられました。

為替の率直な疑問!

相談者は世界の通貨で信用度が高い通貨を見ましたが、その中に産油国が入っていないことに疑問を持ちました。なぜ原油などの資源がありながら信用度が低いことについて質問しています。

■地政学的リスクが高い

「治安が安定しておらず、リスクが大きすぎるからです。逆にオセアニアは戦争などが起こる要素が少ないので極端に上下することがありません」(0shiete500さん)

どんなに資源が豊富でも、他の先進国より戦争が起こるリスクの高いことが理由ではないかという意見です。資源の豊富さよりも安定的に平和を維持できる国かどうかも判断基準の一つのようです。

また、noname#19624さんは「考えられる原因は地政学的リスクが大きすぎる事です。イラクのクウェート侵攻の時もそうですが、米国と違って年がら年中戦争や政情不安を煽っている国の通貨が信用できるかどうかです。それに戦争が起こればインフレが起きて通貨の価値が下落しやすくなるのです」と回答しています。

戦争などがあると、周辺の国々の通貨価値も下落するという、地政学的リスクも考える必要があるようです。パレスチナをはじめとする産油国周辺にみられる宗教問題がある以上、その周辺国の通貨高を期待するというのは難しいことかもしれません。

■原油などの資源はボラティリティが大きい

一方、tokyoexchange16さんは「原油などの資源は、価格が大きく変動するので、頼りすぎていると経済は不安定になります。だから通貨も強くなれないのです」と回答しています。

資源だけに頼っても経済は強くなれないという意見です。他の通貨や商品よりボラティリティが大きいと言われる原油だけに頼るというのもリスクがあるようで、総合的なバランスも欠かせない要因の一つです。

自国の資源に頼るだけではなく、周辺の国々も含めて治安を良くし、観光などにも力を入れることが通貨の信用度を高めるために必要な課題と言えそうです。

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