市民ランナー・中島彩の「続・東京マラソンへの道」

 みなさん、こんにちわ! 『走るフリーアナウンサー』の中島彩です。2月23日、待ちに待った東京マラソン2014がついに開催しました! 昨年に続いて2度目の参加となる私は、今回も東日本大震災復興支援のチャリティランナーとして出走。42.195キロを思い切り味わい、それを「伝えながら」走りました! 伝えながら? そう、実は今回、私はかつてない挑戦を試みたのです! ではさっそく、東京マラソン2014の模様をお届けしたいと思います!

☆これぞ「走るフリーアナウンサー」の本領発揮!

 大会当日、私は朝6時に起きました。昨年は出走4時間前の5時に起きたのですが、最近は睡眠が足りていなかったのでゆっくりの起床です。起きたら驚くほどリラックスした気持ちになっていたので、おもち入りの豚汁、きな粉かけご飯、トマト、そしてドーナッツ1個と、たっぷりと朝食を摂って、いざスタート地点の東京・新宿へ。天気は快晴で、東京都庁前のスタート地点は風も弱く、昨年のような寒さは感じませんでした。先週、東京に大雪が降ったので、雪の影響がなくて本当に良かったです!

 さて今回、私が東京マラソンで試みたのは、「走りながらその模様をインターネットで実況しよう!」というチャレンジなんです。スマートフォンなどから無料でライブ配信できるコミュニケーション・サービス「ツイットキャスティング(通称ツイキャス)」を使って、走りながら42.195キロの模様をレポートしました。スタート地点の東京都庁前からライブ配信を開始し、東京タワー前や浅草・雷門前などの名所ポイントだけでなく、レース中5キロごとに随時、計14回も走りながら配信しましたよ。ツイキャスは、視聴者の方がコメントを書くことができるので、双方向のコミュニケーションを取ることができるんです。走りながらライブで配信し、みなさんのコメントで元気をもらい、また走る――。今までにない素敵な体験でした! 興味のある方はツイキャスにライブ履歴が残っているので、良かったら見てくださいね!

☆新宿→日比谷→品川→銀座(スタート〜21キロ)

 さて、それでは東京マラソンの模様を、順を追って紹介したいと思います。まず、東京都庁前からスタートをすると、コーラス隊の方々が美しい歌声で見送ってくれました。まるで私の出走を祝福してくれているようで、さっそく涙目に......。本当に嬉しいですね。そして歌舞伎町を通過し、市ヶ谷あたりに到着すると、ランナーにティッシュを配っている人と出会いました。そのティッシュには、「鼻、かんで!」のメッセージ付き。すると、急に鼻水が出てきました(笑)。走り始めると体温が上昇するので、身体が反応したのでしょうか。「なんてナイスタイミングな差し入れなんだろう!」と思いました。

 そして市ヶ谷から竹橋に向かうと、目の前に皇居が見えてきました。そして皇居の外周に沿って走ると、10キロ地点の日比谷公園に到着します。この皇居外周を走る景色は、いつ走っても圧巻です。普段はクルマが通っている道路を、私たち市民ランナーが堂々と走れるのですから、東京マラソンでしか味わえない体験ですよね。

 その後、10キロ地点を通過すると、東京タワーや増上寺が見えてきました。立ち止まって記念撮影しているランナーがたくさんいましたよ。すると、ちょうど品川で折り返してきたエリートランナーたちが反対車線の復路を通過。エリートランナーを撮影すべく、みなさんスマホで撮影していました(笑)。

 10キロ地点あたりから走っている方々の表情に余裕が感じられたので、さっそく私はツイキャスでインタビューを試みました。セーラームーンのコスプレをしている人や、熊本県のPRマスコットキャラクター「くまモン」の被り物をしている人に、「このスマホでインターネット生中継をしているんです!」と伝えると、みなさんすごく驚いてくれて、「くまモンのカツラがけっこう暑いんですよ!」と、リアルなコメントをいただきました(笑)。ツイキャスでライブ配信をしながら走っていると、21キロのハーフ地点まであっという間でしたよ!

☆銀座→日本橋→浅草→佃大橋→東京ビッグサイト(21キロ〜42.195キロ)

 日本橋から浅草に向かう途中、外国人の男性ランナーと知り合いました。さっそく、ツイキャスを使ってインタビューを試みると、その方はニューヨーク出身で、現在は東京在住のアメリカ人ランナーでした。湘南国際マラソンを走った経験も持つ健脚家で、今までたくさんのマラソン大会を走っているそうですが、「その中でも東京マラソンは格別だ!」とのこと。外国の方に喜んでもらえると、なんだか誇らしい気分になって嬉しいものですね!

 浅草の雷門の前では、今年もイベントブースが設けられていて、太鼓の演奏でランナーを励ましてくれました。そして浅草での給食所では、なんと浅草名物の漬物や、らっきょうがあったのです。大のらっきょう好きの私としては、見逃すわけにはいきません! しかも、ちゃんと爪楊枝も用意されていて、なんてランナー思いの差し入れなんだろうと思いました。こういう細かな行為も、「お・も・て・な・し」の精神ですよね!

 浅草を折り返して築地方面に向かって走ると、またもユニークな差し入れがありました。それは、海鮮汁です! 築地市場ならではの「お魚づくし」です。しかも海鮮汁を入れている器は、紙コップではなく、うるし塗りの味噌汁茶碗。こういう気遣いにもテンションが上がりました。

 そして築地を過ぎれば、東京マラソン最大の坂、佃大橋です。大会唯一と言っていい「急な登り坂」がいかにキツいか、私はここでもツイキャスで生放送。すると、視聴者の方から「がんばれ〜!」というコメントをいただき、すごく元気になりました。視聴者の方々と一緒に走っているような感覚になり、さらに一体感が芽生えました!

 そんな感動を味わいながら、いよいよゴールの東京ビッグサイトです。ラストの1キロもツイキャスで実況しながら走り、ゴールした瞬間、「やったー!」と叫ぶと、視聴者の方から「おめでとう!」の数々。まるで一緒にゴールしたような気分になりました!

☆「走りながら伝える」という感動

 今回、ライブ配信をしながら走りましたが、この新たな挑戦のおかげで、さらに東京マラソンを楽しめたと思います。「走っていて見つけた素敵な出来事を伝えよう!」と心のアンテナを張っていたことで、より東京マラソンの魅力を感じられたような気がします。ライブ配信をやろうと思ったキッカケは、チャリティ先の東北の被災者の方や、東京マラソンに参加できなかった方に、少しでも魅力を伝えたかったからです。少しは東京マラソンと視聴者の方を「つなぐ」ことができたかな、と思っています。

 あと、ゴール後にさらに嬉しいことがあったのです。それは、友人からの言葉でした。「チャリティランナーとして楽しそうに走る彩さんを見て、来年は私もチャリティランナーにチャレンジしてみようと思った」と言うのです。その言葉を聞いて、思わず涙があふれそうになりました。

 今回、私は東京マラソンで多くのことを学びました。「走る楽しさを伝える」のが、私のフリーアナウンサーとしての役割なんだと。この想いを胸に、私はさらにランニングライフを極めようと思いました。これからもぜひ、「走るフリーアナウンサー」の成長を見守ってください!

 LET'S RUN WITH ME!!

 今日までの練習の様子は、ブログをチェックしてください!→中島彩オフィシャルブログ「走ろう!彩と。」

【profile】
中島彩(なかじま・あや)
1987年8月1日生まれ、大阪府寝屋川市出身。慶應義塾大学法学部卒。元東海テレビ報道スポーツ局。現在はキャスト・プラス所属のフリーアナウンサー、タレント。身長158センチ。趣味はマラソンの他に、政治研究。TBS系列「オールスター感謝祭13春」出演。テレビ神奈川「ハマナビ」リポーター。週刊プレイボーイ(集英社)の電子写真集「ケータイ週プレBook」より、初のグラビア写真集『あぶない女子アナ』が絶賛発売中!

中島彩●文 text by Nakajima Aya