バルセロナの今後のベンチをめぐって噂が浮上している。

スペイン『Sport』によると、ヘラルド・マルティーノ現監督が見事な結果を残していないからと(実際にはリーグで首位に勝ち点3差、コパ・デル・レイでは決勝進出、チャンピオンズリーグではベスト16のファーストレグでマンチェスター・シティに敵地で2−0と勝利しているのだが…)、クラブが新監督を探しているというのだ。

『Sport』の後任候補リストには、5人の“ポールポジション”と2人のアウトサイダーが載っている。

アスレティック・ビルバオのエルネスト・バルベルデ、ボルシア・ドルトムントのユルゲン・クロップ、アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ、元トッテナムのアンドレ・ビラス=ボアス、そしてセルタのルイス・エンリケが“ポールポジション”だ。アウトサイダーとして挙げられたのは、フィオレンティーナのヴィンチェンツォ・モンテッラと、エヴァートンのロベルト・マルティネスである。

ドイツ『Bild』によると、そのバルサはボルシア・メンヒェングラッドバッハGKマーク=アンドレ・テア・シュテーゲンの獲得で合意に達しているという。900万ユーロ(約12億6000万円)前後の合意で、選手は極秘にバルセロナのメディカルチェックも受けたと報じられている。

『Bild』は、テア・シュテーゲンがバルサと2019年までの契約を結ぶとし、バルセロナは今季で契約が満了するGKビクトール・バルデスに対する敬意から、正式発表していないだけだとされている。

また、そのバルデスはモナコとすでに事前合意に達していたが、マンチェスター・シティからのアプローチを受け、プレミアリーグ移籍のためにその事前合意を破棄することも考えているという。スペイン『Mundo Deportivo』によると、補償金を支払えば事前合意を破棄できる条項があるそうだ。その補償金はもちろん、シティが支払うことになる。