食べたものや飲んだものがアルコールに変わってしまう―不思議な胃を持つ男性

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アメリカのテキサス州に住む61歳の男性は、まったくお酒を飲まないのにも関わらず、いつも泥酔しているような状態だそうです。これでは車も運転できず、生活は不便きわまりありません。

パノラ大学はこのめずらしい症状を研究した結果、男性の胃の中で、酵母が異常に繁殖してしまい、糖分がエタノールに変化してしまうということがわかりました。

確実な治療法はまだ確立されていませんが、酵母の繁殖を防ぐために抗菌剤を投与してみたらだいぶ症状が治まったということです。

この病気は過去30年間にさかのぼり、一握りの人にしか発症しておらず、病に苦しむ人の社会生活や対人関係などのサポートが非常に大切であると研究者たちは述べています。

いつも泥酔状態のため、周りの人からは「アル中」のレッテルを貼られたり、感情が高ぶって人に迷惑をかけてしまうこともあります。

この病気の認知度が上がり、理解してくれる人が増えるようにと祈るばかりです。

The Human Brewery Man’s Stomach Turns Starchy and Sugary Foods into Alcohol
http://www.odditycentral.com/news/the-human-brewery-mans-stomach-turns-starchy-and-sugary-foods-into-alcohol.html