住宅ローン超低金利の今、固定型に借り換えを

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繰上げ返済や借り換えで住宅ローンの負担を軽減

昨年から、電気代、ガス代、ガソリン代、食品などの価格が高騰。2月の大雪の影響もあり、根菜類、葉物野菜の価格も上がっています。4月には消費税もアップし、3%の上昇分が転嫁されるなど、昨年以上に家計の負担は重くなっていきます。そんな中、住宅ローンは超低金利。このチャンスを生かしましょう。

住宅ローンの負担を軽くするには「借入額を少なく」「返済期間を短く」「高金利を低金利に」の3つのうち、1つでも実現すること。1つでもできれば、数十万から数百万円、場合によっては1000万円以上の金利軽減を期待できます。「少なく」「短く」は「繰上げ返済」、「低金利」は「借り換え」が効果的です。


借り換えをオススメしたい3つのタイプ

「借り換えを検討しましょう」と提案したいのは以下の3つのタイプです。

(1)住宅金融公庫(固定金利)で借りて、そのまま返済している人
現在の適用金利は3%台、または4%。仮に全期間固定金利のローンに借り換えたとしても、数百万円、残高が多い場合は1000万円以上の金利軽減効果も見込めます。

(2)2.5%以上の金利で住宅ローンを借りている人
最も金利が高いとされる全期間固定金利の住宅ローンの1つであるフラット35の最頻金利(2月実行分)は、返済期間21年以上で1.79%、返済期間20年以下で1.53%。別途、融資手数料や団信などの手数料の負担が必要にはなりますが、2.5%以上の住宅ローンを返済中であれば、借り換えにより将来の金利上昇のリスクゼロで、金利負担が数百万円下がる可能性があります。

(3)変動金利の住宅ローンを利用中で、金利上昇による返済増が不安な人
「今後、教育費の負担が増える」「消費税アップや物価上昇に加えて、金利も1%程度アップしたら家計がまわらない」、このような家庭は、日本銀行の金融政策が利いている今のうちに、固定金利期間選択型(例:3年固定、10年固定など)ローンなどに借り換えることをオススメします。「金利が上がり始めてから、固定金利に借り換えればよい」という意見も聞きますが、変動金利に比べて固定金利期間選択型はどうしても割高に見えるもの。金利がアップしてから固定金利へ借り換えるには、難しい決断が求められます。


出費が増える今後は、住宅ローンを含めた固定費の見直しを

なお、固定金利選択型よりも変動金利ローンはさらに低金利なので、変動金利型ローンに借り換えると、目先の返済負担はグンと軽くなります。一見、非常に魅力的ですが、金利が上昇しても返済できる貯蓄や収入を持つ人を除き、オススメしにくいと考えます(不景気でしばらくデフレが続く局面であれば違いますが)。

住宅購入は「生活を安定させること」が目的のひとつだったはず。収入が大きく伸びない反面、家計費、教育費、水道光熱費の負担が増加し、税金や社会保険料の増加も予想されます。今年、来年は家計のやり繰りで悩む場面も多くなると思われますが、これを機会に、住宅ローンを含めた固定費の見直しを検討してみましょう。


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