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とにかく!知っててマネー

さあ、年が明けました。年末調整で住宅ローン控除を受けられた人はもう安心。今から繰り上げ返済しても昨年分の控除額には関係ありません。余裕があるなら、どんどん繰り上げ返済しちゃいましょう。

繰り上げ返済には、毎回の返済額を変えずに残りの返済期間を短くする「期間短縮型」と、残りの期間を変えずに毎回の返済額を減らす「返済額軽減型」の2つがありますが、どちらが有利かはご存じでしょうか。

一般には期間短縮型のほうが、利息軽減効果が大きいため有利だといわれます。たとえば、残債2000万円、金利2%、残りの期間30年で100万円を繰り上げ返済したとすると、期間短縮型で約81万円、返済額軽減型で約33万円の利息軽減となります。期間短縮型のほうが有利です。

しかし、この2つは、効果を実感できる時期が違うのです。期間短縮型はその後の返済額が変わらないので、効果を実感できるのは完済時。一方、返済額軽減型は翌月に実感できます。先の例だと、翌月から約3700円返済額が減ります。

見方を変えると、100万円の繰り上げ返済で、約28年後に残債分のお金(約180万円)をもらうか、残り30年間で毎月約3700円ずつもらうか。28年後の180万円と、すぐにもらえる毎月3700円。どちらを選びますか?

実は、100万円を年2%で30年複利運用すると、毎月3700円を年2%で30年積立運用するのとほぼ同額。繰り上げ返済はどちらも、借入金利による運用と同じ経済効果なのです。やはり、余裕資金があるならどんどん実行しましょう。

この記事は「WEBネットマネー2014年3月号」に掲載されたものです。