(C)2014映画「愛の渦」製作委員会

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上映時間123分中、着衣時間はなんと18分半! それ以外は、バスタオルを巻いているか、裸という衝撃的なワードが並ぶ『愛の渦』が3月1日(土)より公開となる。

国内外で高い評価を得た舞台『愛の渦』の映画化


本作は、演劇ユニット「ポツドール」を主宰する人気劇作家の三浦大輔が、2006年・第50回岸田國士戯曲賞を受賞した同作を、自ら書き下ろして映画化。三浦大輔といえば、峯田和伸(銀杏BOYZ)主演の『ボーイズ・オン・ザ・ラン』等を監督、さまざまな舞台の脚本や演出もこなし、松尾スズキやリリー・フランキーら個性溢れる役者達から絶大な信頼を集めている。また、『モテキ』の大根仁監督がポツドール作品の『恋の渦』を映画化。昨年公開され1年経つにもかかわらず未だに各地でロングラン上映が続いている。

本作の元となった舞台は、日本のみならずヨーロッパ公演も敢行。昨年のフランス公演では連日超満員で、現地メディアは「素晴らしく衝撃的な妙技と、奥深くも曖昧な欲望の本質を描いている。衝撃的な作品…見逃さぬなかれ」(リベラシオン紙)と絶賛。各地で大きな反響を呼んだ。

乱交パーティに集う、一見フツーな人たち


ストーリーはいたってシンプル。六本木のマンションの一室で開かれた乱交パーティに参加するフリーター、女子大生、サラリーマン、OL、保育士たちの一夜を描いている。

働きもせずに親の仕送りでパーティに参加したニート役には、「春を背負って」(14年6月公開/木村大作監督)、「ぼくたちの家族」(14年公開/石井裕也監督)等、活躍の続く池松壮亮、見た目は地味ながら性欲が異常に強い女子大生役に、東京ガスのCM「ガスの仮面」やNHK大河ドラマ「八重の桜」などにも出演する門脇麦、他にもフリーター役に新井浩文、サラリーマン役にはドラマ『半沢直樹』等で人気急上昇中の滝藤賢一らが抜擢され、窪塚洋介、田中哲司が裏風俗店の顔として名を連ねる。

女子にもオススメな、エンターティメント作


完成披露試写会の際、監督は、「乱行パーティという設定なので過激と思われがちだけど、エロくもグロくも過激でもない。誰しもがもっているスケベ心を素直に描いただけの映画。エンタテインメント作品だと思っているので、多くの人に届いてほしい」と熱く語っていた。確かに、内容だけ聞くと、女性の方は映画館で見るのはちょっと…と思われるかもしれない。が、筆者も(一応‥)女だが、不快感は一切なかった。それどころか、冒頭は初対面な男女のぎこちなさに何度も笑いがこらえられず、その後、だんだん打ち解けあってお互いの心も裸、、を超えてむき出しになっていく様(女たちのバトルは強烈にリアル…)に、サスペンスのような緊張感も生まれ、しかも、登場人物たちのパーティ模様を見知らぬ観客の人たちと共有しているという、今まで映画館で感じたことのない不思議な感覚に陥り、これは“映画館で観るべき”と確信すらしてしまった…。

完成披露試写会には、おシャレ女子さんも多く来られていた本作、女性にとっては「はずかしい」なんて気持ちで観に行くのをためらうにはもったいなさすぎる傑作だ。
(mic)

スタッフ:原作・脚本・監督=三浦大輔

キャスト:池松壮亮/門脇麦/新井浩文/滝藤賢一/三津谷葉子/窪塚洋介/田中哲司
2014年3月1日(土)テアトル新宿ほかにて公開
制作プロダクション:ステアウェイ
製作:映画「愛の渦」製作委員会(東映ビデオ、クロックワークス)
配給:クロックワークス