(※日本クレジット協会「クレジットカード動態調査」より)

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 アベノミクスが始まってから、クレジットカードの利用額が増加傾向にある。2011年10月には2兆6688億円だった利用額が、2012年10月には2兆8677億円、2013年10月には3兆1698億円と、2年間で約19%も増えており、全体的に見ても増加傾向にある。

 2014年4月からはいよいよ消費税が5%から8%に増税されることもあり、還元率の高いクレジットカードへの注目度は高まりそうだ。そんな中でどのようにカードを選べばいいのか。

 そこで今回は、クレジットカード事情に詳しい、生活消費ジャーナリストの岩田昭男さんに、2014年のクレジットカード業界の動向を予測して、それを踏まえたクレジットカードの選び方について教えてもらった。

 岩田さんは2014年のクレジットカード業界の動向として、以下のような「5つのポイント」を挙げた。
(1)カード決済サービス「SQUARE」上陸でカードの利用シーンが拡大
(2)クレジットカードの「還元率競争」が新しい局面へ
(3)高額年会費の高級志向のクレジットカードの「質の競争」が激化
(4)「20代限定」など、ターゲットを絞ったクレジットカードの増加
(5)「オムニチャンネル」化によって流通系クレジットカードに脚光

 この「5つのポイント」を順番に解説していこう。

スマートフォン決済「SQUARE(スクエア)」の普及で
クレジットカードはますます利用範囲が広がる!

 岩田さんが「日本のクレジットカード業界に大きな変化が起こる可能性を秘めている」と教えてくれたのが、スマートフォンやタブレット端末で手軽にクレジットカード決済ができるサービス「SQUARE(スクエア)」の日本上陸だ。

 まずは「(1)カード決済サービス「SQUARE」上陸でカードの利用シーンが拡大」とはどういうことなのか、岩田さんに話を聞いた。

「日本ではまだ実際に『SQUARE』を利用している店舗は少ないですが、米国ではすでに普及し始めていて、取扱高が1兆5000億円にも達しているようです。この前、米国に行ったときには、すでに街中の売店や屋台のホットドッグ店など、多くの場所で利用されていました」

「SQUARE(スクエア)」とは、スマートフォンに専用アプリをインストールし、イヤホンジャックに「SQUAREリーダー(読み取り機)」をつけて、クレジットカード決済を可能にするサービス。

 2009年に米国でサービスを開始して以来、すでに加盟店は400万店舗を超え、日本でも2013年にサービスを開始。すでにユニクロの一部店舗で導入されているほか、ローソンや「Amazon」で「SQUAREリーダー」の販売も開始されている。

 実はこれまで、クレジットカード決済をするための端末を店舗に導入するには、厳しい審査や導入コストが必要だった。

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