安藤美姫 (C)livedoor

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日本時間20日に始まった、ソチ五輪フィギュアスケート女子個人。初日のショートプログラムは韓国のキム・ヨナが首位、ロシアのアデリナ・ソトニコワが2位、イタリアのカロリーナ・コストナーが3位という結果となった。一方で、バンクーバーオリンピック銀メダルの浅田真央は、16位と出遅れた形となった。

浅田に期待を寄せていた日本メディアの中には、この途中経過を悲痛な面持ちで伝えるものも多い。同日に放送されたテレビ朝日系の情報番組「情報満載ライブショー モーニングバード!」でも、メインキャスターの羽鳥慎一、赤江珠緒アナウンサーらが重々しい口調で結果を紹介していた。

しかし、同番組に解説者として登場した安藤美姫は羽鳥らとは対照的に、浅田の演技を分析し、冷静にコメントしている。

スタジオに登場した安藤は、ノーカットVTRで浅田の演技を再確認。「もう、見ているファンも呆然としてしまうような感じだったんですが…浅田選手らしくないミスも出てしまいました。今回の演技いかがでした?」と尋ねる赤江アナに対し、安藤は試合前の6分練習(直前のウォームアップ)での浅田の様子を取り上げた。

安藤は「団体戦と同じような、緊張した顔つきでリンクの上に上がっていた印象を受けたので、ちょっと心配していたんですけれども」「6分練習ではトリプルアクセルに成功していましたので、(本番では)いいイメージを持ってリンクに乗ったかな、という印象での失敗だったので」などと答え、直前から浅田の不安な様子を感じ取っていたことを明かしたのである。

また、羽鳥アナが浅田のトリプルアクセル失敗の原因を尋ねると、安藤は「不安になってしまうと、飛ぶ瞬間のタイミングというものが遅くなってしまったり」「団体戦よりはだいぶ早くなっていたかなという印象はあるんですけども、まだちょっと不安が出てしまったのかなと思ってます」と回答。やはり浅田が精神的に不安定だったことを失敗の原因のひとつとして挙げた。

また羽鳥アナは、浅田と安藤が長く練習を共にしてきたことに触れ「今までに見たことのない浅田さんですか?」と質問。すると安藤は「いや、でも自分の中ではやはりひとりの人間ですし。彼女も、いつでもパーフェクトなことができるというものではないです」「すごく(浅田が)悩んだ時期も知ってるので、正直びっくりとかはなかったですね。ほんとに一人の人間として、今日のミスはしょうがないと思います」と冷静に語っている。「浅田らしくない」と深刻に考える羽鳥・赤江とは対照的に、浅田をよく知る安藤は特別な違和感は口にしなかった。

最後には「どの選手もこういう経験はしていることですし。彼女の場合は、トリプルアクセルという大技から、ほんとに逃げずにずっと立ち向かってきた姿勢というのは、誰にもできないことだなと思います」と、浅田を賞賛した。

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