ソチ五輪男子フィギュアスケートで見事金メダルを獲得した羽生結弦(19才)。その胸元には、ひし形に星のような模様があしらわれたパワーストーンが輝いていた。あのペンダントは一体何なのか──。

 小学3年生の時にフィギュアスケートを始めた羽生が、母にとある場所へと連れて行かれたのは小学5年生の時。そこは、自宅近くにある接骨院だ。住宅街にひっそりと佇む小さな接骨院だが、地元ではよく知られていた。羽生はここで、ソチ五輪で金メダルをもたらしてくれる人物と運命の出会いを果たす。

「そこではタイ古式マッサージやリフレクソロジー、加圧トレーニングなども受けることができるのですが、なんといってもすごいのが、院長が独自に考案したという『経気四門療法』という手技。先生は人間の生命、肉体、精神の働きをコントロールするチャクラの光を見ることができ、体の一部を軽く押すだけで体の不調やバランスを整えることができるんです。先生はもともと羽生くんのお父さんの知り合いで、今では母子で頼る大先生なんです」(地元住民)

 院長を務める菊地晃氏(58才)は、柔道整復師だけでなく、特殊なテーピングによって神経に働きかけ、体のバランスを整えるスパイラルテーピング協会の会員でもある。ブログのプロフィール欄では「ゴリ仙人」と名乗っており、ユーモアセンスもうかがえる。

「院長は診療のかたわら、時間があれば算命学やヨガ、聖書などの本を読みあさり、日光や雨といった自然のパワーと向き合うことで生まれたひらめきから、新たな手技の開発、チャクラカードや杖といった治療具の発明を行っているそうです。だから彼のことを“チャクラの仙人”って呼ぶ人もいるんですよ」(前出・地元住民)

 菊地氏は羽生にマッサージを施すなどして彼の体調を整えるだけでなく、修業の末に開発した、パワーストーンに1枚のシールを貼った特別なペンダントを羽生に渡していた。これこそ、羽生がリンクに上がる時に、いつも肌身離さずつけていると噂のペンダントだ。

「あのペンダントは、タイから取り寄せた石に、院長自ら依頼者に応じた念を込めたチャクラの図が描かれたシールが貼られています。1個5000円なのですが、身につけると体のバランスがよくなるんだそうです。紹介がないと院長には会えませんし、ひとつひとつ手作りですから、ものすごく貴重なんですよ。羽生くんはそのペンダントをつけるようになって、ジャンプが得意になったそうです。羽生くんの衣装にはたくさんストーンが取りつけられていますが、これも菊地先生のアドバイスなんですよ」(前出・地元住民)

 シニアデビュー戦となった2010年のNHK杯国際フィギュアスケート競技大会では初めて4回転を成功させ、羽生は4位入賞を果たす。

「この大会の前も羽生くんは、ジャンプの調子が悪いと菊地先生のもとを訪れていました。石に貼られたシールが古くなりペンダントの力が落ちていたそうで、先生はチャクラを入れ直した新しいシールに貼り替えてあげたんです。貼り替えるシールは込める念によって値段も違うそうですよ」(前出・地元住民)

 そして迎えたソチの舞台。そこには、あの菊地氏の姿もあった。トレーナーとしてソチ五輪の日本選手団に登録されていたのだ。

「先生も接骨院を1か月もお休みすることになるので迷ったと思いますが、羽生くんに普段通りの演技をさせるため、ソチ帯同を決意したそうです」(羽生家の知人)

 羽生は2才のころから喘息を患っている。今ものみ薬は毎晩2錠ずつ。吸入器も手放せない。冷たい空気は天敵でマスクも必需品だ。また肺を大きく開いて息を吸い込むことができないから、4分半、全力疾走するような運動量のフリーでは、後半必ず息苦しくなる。そして2012年9月、カナダでの練習中、本格的な発作に襲われた。新しい環境に慣れなかったことが大きな原因で、しばらくは食事も喉を通らなかった。

「そんなときも、先生のペンダントをつけていると、呼吸が落ち着いてくることがよくあったそうです。だからソチの舞台では、どうしても先生にそばで見守っていてほしかったのでしょう」(前出・羽生家の知人)

※女性セブン2014年3月6日号