まさかの16位となった浅田真央<br>(Photo by PHOTO KISHIMOTO)

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日本時間20日、ソチ五輪では注目のフィギュアスケート女子個人が始まった。初日で首位に立ったのは韓国のキム・ヨナ。2位にロシアのアデリナ・ソトニコワ、3位にイタリアのカロリーナ コストナーと続き、浅田真央はトリプルアクセル着氷時に転倒、コンビネーションジャンプを失敗するなど、55.51の16位に。「自分でも終わってみて、まだ何も分からない。明日は自分のフリーが出来るようにしたい」と言葉を絞り出した。

この模様を報じた日本テレビ「ZIP!」では、桝太一アナウンサーが現地からレポート。「浅田選手、30人目の滑走で終わった瞬間、観客の皆さんが帰り始めたんですけど、日の丸を持った観客の皆さんだけはそこから一歩も動かずに呆然とリンクを見つめている姿が印象的でした。一言でいうと波乱のショートプログラムでした」と語り、桝アナウンサーはまさかの結果となった浅田の競技直後、日本を応援する人々の様子を伝えた。

また、桝アナは「私は観客席から見ていたんですが、直前に滑った地元ロシアのソトニコワ選手がキム・ヨナ選手に迫る高得点を出した瞬間、サッカーのゴールが決まった瞬間のように会場全体が異様な盛り上がりを見せた」とも。こうした状況が浅田にどのような影響を及ぼしたかは不明だが、同アナは「そんな中で浅田選手が滑り出したという状況だった。(リプニツカヤの転倒もあり)地元ロシア選手の大きな振れ幅があって、会場全体で何が起きてもおかしくないという雰囲気だった」と続け、“異様”と形容した会場の雰囲気を伝えた。