『プレイタイム』©Les Films de Mon Oncle - Specta FilmsC.E.P.E.C.

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映画監督・俳優のジャック・タチが手掛けた全監督作の完全デジタルリマスター版を一挙に上映する『ジャック・タチ映画祭』が、4月12日から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで開催される。

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フランスを代表する映画監督であり、ミュージックホール出身の喜劇役者ジャック・タチ。完璧に創り上げられた映像美を追求したタチ作品は、同時代のオーソン・ウェルズやジャン=リュック・ゴダール、フランソワ・トリフォーらを魅了したことでも知られ、緻密に計算された音楽や音の使い方は多くのミュージシャンたちにも影響を与えている。

同映画祭では、戦後フランス映画史上屈指の大作であり、タチを破産に追い込んだという『プレイタイム』をはじめ、タチが演じるユロ伯父さんが活躍する代表作『ぼくの伯父さん』、劇場初公開となるタチの遺作『パラード』、17分の未公開シーンを追加したデビュー作『のんき大将脱線の巻【完全版】』などのタチ作品に加え、娘のソフィー・タチシェフの監督作品なども上映される。

なお、今回のデジタルリマスターでは、タチが制作当時に意図したことを忠実に再現するため、撮影日誌や制作資料から当時の手紙まで読み込む作業が行われたほか、現存する素材から状態が良い部分を厳選し、各作品に適した方法で、タチが意図した編集を可能な限り復元することに成功しているという。